札幌国際大学(札幌市清田区清田4条1丁目)のITサークル「F.LT(ファイルメーカー・ウィズ・ランチタイム)」の5人の女子学生が8月6日から9日まで、アメリカ・テキサス州のダラスで開催される米国IT企業のファイルメーカー社の世界開発者会議に参加、自分たちの活動を英語で発表します。

アメリカに行く札幌国際大学「F.LT」サークルの皆さん

 5人は、加藤彩花さんら観光ビジネス学科4年生。加藤さんらは、同大学の授業やサークル活動で、スマートフォンのiPhone(アイフォン)上で動く同大学や札幌市を紹介するアプリケーションを開発してきました。

プレゼンの練習風景

 ダラスの会議には、世界各国からデータベースやアプリの開発者1500人が集まるそうですが、加藤さんらはその会議で、自分たちが作ったアプリや自分たちの活動を紹介する予定です。

学生を指導する有賀啓之先生

 同大学では2016年後期から、北海道のIT企業・DBPowers代表取締役の有賀啓之さんを非常勤講師に迎えて「データベース」の授業を開設。ファイルメーカーというデータベースソフトを使って、アイフォンアプリをつくる勉強を行いました。

 授業の受講生たちが「もっと勉強したい」と2017年4月に作ったのが「F.LT(ファイルメーカー・ウィズ・ランチタイム)」というサークルです。有賀先生が大学に来る木曜日のランチタイムに集まり、アプリを作ってきました。

 札幌国際大学のガイドや大学近くのお店の紹介、札幌市のガイドなどのアプリを作ってきたそうです。こうした活動を昨年、横浜で開催されたファイルメーカー日本国内会議で発表したところ大変好評だったことから、今回、世界開発者会議(FileMaker Developer Conference)に参加することになりました。

 ファイルメーカーとは、データベースが構築できるファイルメーカー社のソフトです。ファイルメーカー社はアイフォンで有名な米国アップル社の100%子会社で、同社の世界開発者会議は20年以上の歴史があるそうです。

今回、参加する札幌国際大学の学生たちは日本人としては数例目という快挙で、史上最年少のプレゼンテーション登壇者だそうです。

 加藤さんらは、ネイティブの英語の先生に発音などをチェックしてもらうなど準備を整えて、いよいよ有賀先生とともに渡米します。頑張って来てほしいですね。

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