東日本大震災以来、全国各地で復興支援コンサートを開催しているチェロ奏者の土田英順さん(札幌市厚別区在住、81歳)が10月7日(日)、今回の被災現場に近い里塚・美しが丘地区センター(清田区里塚2条5丁目1-1)で、「頑張ろう清田区!清田区応援コンサート」を開催します。

 今回のコンサートは、もともとは東日本大震災復興支援コンサートとして同地区センターが企画していましたが、9月6日の北海道胆振東部地震で清田区、とりわけ里塚地区が大変大きな被害にあいました。

 そこで、急きょ、同地区センターと土田英順さんは、今回のコンサートを胆振東部地震被災地支援、清田区応援コンサートとして開催することにしました。

 土田さんも今回、自宅が停電などで苦労されたようですが、隣の清田区がひどい被害にあったということで、快く開催趣旨の変更を決めてくれたそうです。

 コンサートは10月7日(日)13時30分開場、14時開演。入場無料で、9月11日(火)より里塚・美しが丘地区センター(TEL 011-888-5005)と清田区民センター(TEL 011-883-2050)で整理券を配布しています。定員は80人で先着順です。

 会場に、清田区支援の募金箱を置きます。ご協力をお願いします。

 当日の演奏曲目は、シューベルト「アヴェマリア」、サンサーンス「あなたの歌声にわが心聞く」、シューマン「トロイメライ」、ショパン「ノクターン第2番」ほかです。

 土田英順さんは、日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。ボストン交響楽団でも演奏し、現在はソリストとして活動しています。

 2011年の東日本大震災後に、復興支援チャリティーコンサートを全国各地で始め、現在までに400回を超す支援コンサートを開催しています。

 2014年には、「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」を受賞。2015年には、札幌芸術賞を受賞しています。

 2012年には、自ら「東日本大震災支援じいたん子ども基金」を開設。コンサートで集まった募金は被災地の人たちのために使われています。

 土田英順さんは、今回の胆振東部地震被災地支援コンサートの会場を探しています。小さいところでもいいそうです。

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