清田区に大きな宅地崩壊と家屋損壊の液状化被害をもたらした北海道胆振東部地震から9月6日(金)で1年がたちました。

 とりわけ大きな被害が発生した里塚では、4ヘクタールにわたり札幌市の地盤強化工事が6月から行われており、重機やクレーン車、大型トラックが行き交い、損壊した家屋の解体も進み、更地が増えました。

 この地盤改良工事には、50億円(道路26億円、宅地23億円、公園1億円)を2019年度、2020年度の2年間で投入するそうです。

 まるで住宅地を大掛かりな手術で直しているような光景です。

 宅地崩壊の被害が集中した里塚中央町内会では330世帯のうち、今なお60世帯がみなし仮説や市営住宅、親せき宅などで避難生活しているそうです。

 まだ復旧は道半ばですが、ここまでやってこれたのは、里塚の復旧にかける里塚中央町内会の頑張りがあったからだと、地域を歩いてつくづく感じます。

 町内会と地域の人たちは、早く復旧したい、元のコミュニティーを復活させたい、地域を再生させたいという思い、願いを強くお持ちです。

 そんな思いを乗せた復興イベント「里塚中央早期復旧を願うつどい!明日に向かって」が9月8日(日)10時30分から、里塚1条1丁目の里塚中央町内会館周辺特設会場で開催されます。

 主催は、里塚中央町内会などでつくる「里塚中央早期復旧を願う集い実行委員会」。

 札幌市消防音楽隊と平岡中学校吹奏楽部が、復興を願う演奏をします。また、焼き鳥、おでん、フランクフルト、うどん、ハヤシライス、子供の雑貨屋、野菜販売などの模擬店も出店するそうです。

 お楽しみ抽選会もあります。がんばるべぇ、さとづか!

[広告]