「里塚小唄」を一緒に踊りました

 エチオピアなどアフリカ9か国の研修団が1月30日(月)、里塚・美しが丘地区センター(清田区里塚2条5丁目)を訪れ、地域の里美歌声サークル(小山内國行代表)と歌声の交流をしました。

地元の95歳男性とアフリカの女性による「里塚小唄」ペアの踊り

 研修団はウガンダ、エチオピア、ザンビア、マラウイ、リベリア、ガーナ、南アフリカ、ナイジェリア、南スーダンの教育行政関係者や学校の校長、教頭ら11人。国際協力機構(JICA)の研修事業で札幌に来て、札幌市教育委員会や市内の学校などで研修してきました。

歌声の交流

 研修プログラムの中に、札幌市民との交流があり、一行は里塚・美しが丘地区センターを訪問しました。

 同地区センターでは、里美歌声サークルの皆さん約60人が一行を出迎えました。

 代表の小山内さんのトークを交えて、「朝だ元気だ」「うれしいひな祭り」「かあさんのうた」「荒城の月」「古城」など、日本の伝統文化を伝える曲10曲をアコーディオンやバイオリン、ピアノの伴奏つきで披露しました。

伴奏も快調

尺八と三味線を紹介

 また、尺八や三味線を使った民謡も披露。アフリカの研修団のみなさんは、スマホなどで撮影しながら興味深そうに見入っていました。

アフリカの研修団も歌を披露

研修団から地元にお礼のプレゼント

 研修団一行もアフリカの歌を踊り付きで披露してくれました。とてもノリのいい歌で、里美歌声サークルの人たちも手拍子をとっていました。

トークもさえました、小山内さん

 最後に、地元里塚に伝わる「里塚小唄」の歌と踊りを披露しました。地元の人たちが着物姿で踊るのを見て、研修団の人たちも踊りの中に加わり、大いに盛り上がりました。

 JICAの研修団が最初に里塚・美しが丘地区センターに来たのは2011年のブータン視察団です。以来、毎年、1、2回の割で外国からの研修団が里塚・美しが丘地区センターを訪れ、里美歌声サークルの皆さんと歌声交流を続けています。

 このような地区センターは、札幌ではここ里塚・美しが丘地区センターだけです。それだけ、同地区センターと里美歌声サークルの活動が高く評価、注目されているということです。

最後に全員で記念写真

 また、今回も小山内さんが中心になって企画、演出、資料作り、歌集づくりなどを手作りで行いました。本当にご苦労様でした。

 まさに、草の根のおもてなしが、ここにはあるといえるでしょう。

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