温かみのある布絵本を作って、地域の子供たちとお母さんたちに見てもらい、喜ばれている女性ボランティアグループが清田区にあります。「布絵本の会・北野ゆめの会」(会長:田部麗子さん、11人)というグループです。
先日、清田図書館で自作の布絵本を使った読み聞かせの会を開催、小さなお子さんとお母さんたちが大勢集まり、手づくり感いっぱいの布絵本の世界を楽しみました。
この会が発足したのは2005年。きっかけは、北野在住の田部さんが千歳の喫茶店でたまたま見た布絵本でした。
布絵本はフェルト布地に、布で作った動物や人物、建物などの絵や文字を縫い付けた絵本。温かみのある布絵本の魅力にひかれた田部さんが、千歳から布絵本を借りて北野児童会館と北野台児童会館の子育て祭りで、小さい子どものお母さんたちに見てもらいました。
これが大人気となり、自分たちでも布絵本を作ろうと、6人で会を発足。札幌と千歳の布絵本グループに行って、作り方を勉強し、こつこつと制作に励みました。
メンバーは清田区全域に広がり、現在は11人。これまでに作った絵本は約40冊に及びます。
子育てサロンや児童会館などに持って行って、お母さんや小さなお子さんに見てもらうほか、春、夏、冬の年3回、清田図書館で読み聞かせの会も実施しています。
先日の読み聞かせの会では、「きんぎょがにげた」「いないいないばあ」「だるまさん」など、自作の布絵本を使って、会員たちが身振り手振りを交えて次々と子供たちに読んで聞かせてあげました。
布絵本の一部は、清田図書館で常時、展示しています。興味のある方はぜひご覧になってみてください。会では、仲間も募集しています。
田部さんたちは月に1回、清田区役所で例会を開きますが、布絵本の制作はもっぱら会員が自宅で行うそうです。
今年は9月9日(土)に清田区役所前で行われる清田区20周年「きよたマルシェ&きよフェス」に合わせて、同日、清田図書館で千歳、石狩、北広島の布絵本グループとの交流会を計画しています。合同で布絵本を見てもらう予定です。
また、子供だけでなく清田区内の高齢者施設に行き、高齢者と布絵本を通じた交流も予定しています。ますます張り切る「布絵本の会・北野ゆめの会」の皆さんです。
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