天体望遠鏡で火星を見る「火星観望会」が5月21日(土)夜、清田区の里塚・美しが丘地区センター(里塚2条5丁目)1-1)屋上で開催されました。
札幌天文同好会と里塚・美しが丘地区センターの主催で行われれ、約60人の地域住民や子供たちが参加しました。
はじめに、館内で札幌天文同好会の人から火星についての勉強をしました。火星の大きさは地球の半分程度。酸素はなく、夏はマイナス60度、冬はマイナス120度で、とても寒そうです。人間は住めませんね。
それでも火星には昔、海があったそうです。その水は今、地中に潜ってしまったそうです。表面が赤サビに覆われているため、赤く見える惑星です。一通り勉強してから屋上に上がり、実際に天体望遠鏡で火星を眺めました。
火星は2年2か月ごとに地球に接近するそうで、今がちょうどその時期だそうです。確かに、肉眼でも赤い色の火星がくっきりと見えます。天体望遠鏡でのぞくと、さらにくっきりと赤い火星がよく見えました。
屋上には同好会の人たちによって5台の天体望遠鏡が設置され、火星の他にも木星や月などを望遠鏡でのぞきました。木星は、周囲の衛星もくっきりと見え、「わあ、すごい」と参加者から歓声が起きていました。宇宙の神秘をちょっぴり感じました。
里塚・美しが丘地区センターは、1年に1~2度、屋上で天体観測会を開催している珍しい地区センターです。今年秋には月面観測会を予定しているそうです。
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