旧道の「あしりべつ桜並木通り」(清田区北野1条2丁目~清田1条丁目)で6月14日(水)、町内会や地域の企業、団体の関係者60人が花苗を植えました。

 あしりべつ桜並木通りは、平成23年に区民から公募して名づけられた愛称です。この区間にはエゾヤマザクラを中心に桜の木が200本近く植えられており、春にはきれいな桜並木になります。

 この道の魅力をさらに高めようと、2014年から毎年、坂下広場、清田通り交差点、コカ・コーラ前の計10か所の花壇に花苗植えを行っています。

 今年も、清田地区町内会連合会、南北野町内会、清田Hi遊会、札幌清田ホタルの会、あしりべつ川の会、清田区老人クラブ連合会、清田区緑の会、子ども会清田区支部、北海道コカ・コーラボトリングから60名が参加しました。

 各花壇では、マリーゴールド、ベコニア、サルビアなど色とりどりの花苗を植えました。植えた花苗は670株に達しました。

 旧道(旧国道36号)は、北海道開拓使が明治6年(1873年)に開削した札幌本道(室蘭街道:札幌ー室蘭ー函館)がルーツ。

 昭和28年(1953年)に札幌ー千歳間がアスファルト舗装され、当時は弾丸道路と呼ばれました。

 さらに昭和46年(1971年)、北野ー里塚間が直線で結ぶ道路(現在の国道36号)に切り替えられ、それまでの道路は「旧道」(北野ー里塚)と呼ばれるようになりました。

 旧道は今も地域の大切な道路として利用されています。

 また、旧道は清田区地域の発展を支えてきた大動脈でもあります。歴史遺産の少ない清田区にとっては、明治の開拓期以来ともに歩んできた旧道は、地域の歴史を感じさせてくれる数少ない遺産の一つであります。

 清田区では、旧道を大切に扱いたいと思う人が多く、毎年の花植えもこうした気持ちから行われています。

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