清田区20周年記念「清田演劇のつどい」が6月25日(日)、清田区民センター(清田区清田1条2丁目5-35)で開催され、北海道演劇財団の劇団札幌座が人情喜劇「清き田に咲くナンミョーほうれん草」を上演します。

張り切る彦素由幸さん

 清田区をテーマにした新作書き下ろしのこの芝居に、地元平岡出身の舞台俳優、彦素由幸(ひこそ・よしゆき)さんが出演します。

 劇は、札幌を拠点に俳優、脚本家、舞台監督として活躍する斎藤歩さんの書き下ろし作品。過去10回の清田演劇のつどいでは、いずれも札幌座が上演してきましたが、地元清田区をテーマにした新作書き下ろし作品は初めて。

 出演は、斉藤さんのほか歌手、ピアニスト、女優、お寺の住職と多彩。この中に、舞台俳優として札幌を拠点に頑張ってきた彦素さんもいます。

 彦素さんは平岡出身で、平岡南小学校、平岡中学校の出身。札幌東高校2年の時、誘われて演劇部に入部。いきなり主役を任され、高文連全道大会で賞を取るなどして演劇の面白さにのめりこんでいったといいます。

 その後、大学の演劇部を経て札幌の演劇グループに所属し、大学卒業後も居酒屋で働きながら、札幌の演劇界で活躍してきました。

「空知る夏の幻想曲」に出演した彦素さん(左)=2015年9月、清田区民センター=撮影:高橋克己

 現在30歳で豊平区にお住いです。プロの俳優を目指して頑張ってきましたが、今は会社勤めをしながら札幌でフリーの舞台俳優としても活動していいます。

 彦素さんが清田演劇のつどいに出演するのは、2013年の「霜月小夜曲(ノヴェンバーセレナーデ)」、2015年の「空知る夏の幻想曲」に次いで3回目です。

 今回の清田公演「清き田に咲くナンミョーほうれん草」について、彦素さんは「清田ローカルの話をたくさん扱った劇です。そういう劇に出ることができて役者冥利に尽きます」と話しています。

演劇のつどいポスター

 今回の劇では、高橋彰清田区長も出演します。得意の歌声を披露するシーンがあるようです。また、清田区のマスコットキャラクター「きよっち」も出演するそうです。どんなお芝居になるのでしょうか。

 なお、今回のお芝居は大変好評で、チケットは完売だそうです。

○札幌座清田公演「清き田に咲くナンミョーほうれん草」
■日時 6月25日(日)14時開演(13時30分開場)
■会場 清田区民センター(清田区清田1条2丁目5-35)

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