PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)の清田区公演(PMFアンサンブル演奏会)が今年も7月20日(木)、清田区民センター(清田区清田1条2丁目)で開催されました。

 今年のPMFは、18歳から29歳までの若手音楽家90人が参加。約1か月間、札幌で密度の濃い指導を受けます。PMF会期中、札幌のほか北海道内各地や東京でコンサートを開き、練習の成果を披露します。

 このうち、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、ポルトガル、メキシコ、中国、日本の若手音楽家22人が清田区公演にやって来ました。

 アドルフ・ブラン「弦楽五重奏曲第7番ホ長調」、バッハ「2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調」、コープランド「アパラチアの春」の3曲を美しい音色で演奏しました。

 会場は約260人の区民で埋まり、クラシック音楽の見事な演奏に聴き入りました。

 PMF清田区公演は、清田区と清田区青少年育成委員会、札幌国際大学などでつくるPMF清田区実行委員会の主催。1999年から毎年、演奏会を開催しています。以前は札幌の他区でもPMF公演は行われていましたが、今も区を挙げて開催しているのは清田区だけです。

 なお、今年は清田区民センターの冷房装置が7月14日(金)に突然故障し、復旧するのは8月8日(火)の見込みというアクシデントの中での開催となりました。

氷を置き後ろで扇風機を回した応急冷房装置

 幸い7月20日の演奏会当日はそれほどの猛暑ではありませんでしたが、それでも会場の何か所かに大きな氷を置いて、その後ろで扇風機を回しながらの演奏会となりました。暑さが心配されましたが、無事、演奏会が終了し、関係者はほっとしていました。

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