清田区の厚別神社(あしりべつ神社)=平岡2条1丁目=の例大祭が9月11日(月)、12日(火)の2日間、同神社で行われました。

威勢の良い掛け声とともに神輿の「宮入り」=12日

境内で神輿を担ぐ

 12日に予定されていた神輿渡御は残念ながら雨で中止となりましたが、神輿の「宮出し」と「宮入り」の儀式は行いました。

能楽の奉納公演=11日

 神輿渡御はお祭りの花。厚別神社は平成20年に待望の本格的な神輿ができ、以来、毎年、秋の例大祭で神輿渡御を行ってきました。

地域の人が次々とお参り

 しかし、担ぎ手がいなかったため、神輿を車のついた台に載せ、人が手でひく神輿渡御でした。昨年は、神社境内の「宮出し」「宮入り」の際、地域の30代の若手グループが神輿を担ぎました。

 そして、その若手グループが中心になって今年6月、厚別神社の神輿会「あしりべつ桜友會」(佐藤幹博会長)が発足、今年の例大祭に向けて神輿担ぎの練習を重ねてきました。

露店が並び多くの人出がありました=11日

楽しい夜店

 今年は真栄地区を渡御する予定で、神社を出て御料線を真栄西公園まで行って再び戻るコースでした。初めて街中の所々でも「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声とともに神輿を担ぐ姿が見られるはずでしたが、あいにくの雨のため、まちなかでの神輿担ぎは来年に持ち越されました。

歌謡ショーで歌う北野ゆきさん

 それでも、「宮出し」「宮入り」は圧巻でした。威勢の良い掛け声で神輿を担ぐ「あしりべつ桜友會」の人たち。そして豊平神社の神輿会「豊神会」も加わりました。やっぱり神社の神輿は華があっていいですね。

 今年も神社境内には特設ステージが設けられ、2日間にわたって歌謡曲やポップスなどの演芸ショーが行われました。

演芸ショーを楽しむ人たち

 12日は雨となり、観客は少なめでしたが、皆さん傘をさしながらショーを楽しんでいました。ステージ上の女性演歌歌手が「北海道の人は優しい。札幌に嫁に来たい」と言うと、会場から「俺の嫁に来い」と掛け声がかかるなど、雨にもかかわらず盛り上がっていましたね。

12日は雨でした

 境内の土俵で行う恒例の子供相撲大会も今年は雨で中止となりました。

 それでも、多くの地域の人や子供たちが神社を訪れ、秋のお祭りを楽しみました。

 境内には40店もの露店が並び、11日の宵宮祭では前に進めないほどの人混みでした。金魚すくいやたこ焼き、お好み焼きなどたくさんの露店が並ぶいつもながらの賑わいでした。

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