地下鉄東豊線建設促進期成会連合会(牧野晃会長)は9月29日(金)、地下鉄東豊線福住駅出口のイトーヨーカドー福住店前で、札幌ドームへ行く日本ハムファイターズのファンにポケットティッシュ約3000個を配布して「地下鉄の清田方面延長」を呼び掛けました。

 この日は、札幌ドームで日本ハム対楽天のナイター試合が行われた日で、期成会は「清田区へ地下鉄を」と書いたのぼりを立て、午後2時半ごろから街頭啓発を行いました。

 期成会は豊平区と清田区の町内会連合会10団体と札幌清田ライオンズクラブ、清田地区商工振興会で構成しています。この日の活動には、各町連の会長はじめ各構成団体から30名近くが参加しました。

 地下鉄東豊線の清田方面延長問題は、札幌市の秋元市長が「慎重に検討する」という姿勢を示しているものの、具体的な動きにはなっていません。

 期成会は、政治力を結集し運動体制を強化すべしとの判断から本年度、これまで清田区選出の市議、道議だけだった顧問を豊平区選出の市議、道議にも拡大。

 さらにこれまで町内会連合会を構成団体にしていたのを改め、清田区内に限って全ての単位町内会が構成団体になるとの方針を打ち出しました。

街頭啓発の準備をする期成会の皆さん

 地下鉄期成会は昭和56年(1981年)に発足。毎年、札幌市長に要望活動を行っているほか、今年1月には日本ハムファイターズに「札幌ドーム残留」を求める活動も行いました。

街頭啓発を行った皆さん(一部)

 地下鉄東豊線を清田方面に延長する計画は、もともと札幌市が策定し、札幌市の長期計画にも正式に載せた計画です。

配布したティッシュ

 札幌市議会でも、かつて札幌市の理事者がたびたび市議会で「地下鉄清田延長」を公言、市民と関係地域住民に正式に約束してきたことです。

 期成会は、その履行を求めています。札幌市の約束を信じて、この地に家を建て居住した地域住民は少なくありません。

地下鉄延伸を求めるポスター

 また、清田区も1997年に豊平区から分区して誕生した際に策定した「清田区まちづくりビジョン2020」という計画に「地下鉄清田延長」を明確に記しています。

 この「まちづくりビジョン」は、当時、清田区が区民の声を聞いて策定したもので、2020年を目標年次としたものです。

 これが今、ほとんど忘れ去れら、お蔵入りみたいになっているのは、清田区民として全く残念としか言いようがありません。こんなことでいいのでしょうか。

 地下鉄清田方面への延長問題の経緯は、こちらが詳しいです。ご覧になってみてください。

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