北野地区のあしりべつ川(厚別川)で5月19日(土)、ヤマメの稚魚1万匹の放流が、今年も地域の子供たちの手で行われました。
これは、あしりべつ川を「故郷の川」として子供たちに親しんでもらおうと北野地区町内会連合会が昭和58年(1983年)から毎年行っているもので、今年で36回目となる北野地区の伝統行事です。
ヤマメはきれいな川に住むといわれ、この活動は「あしりべつ川をいつまでもヤマメが住む清流にしたい」という地域の人たちの思いが詰まった行事でもあります。
今年も北野地区青少年育成委員会と北海道山女魚を守る会の共催で、北野ふれあい橋たもとの河川敷(北野6条3丁目)で行いました。
ヤマメは、この日早朝、喜茂別町のヤマメ養殖場から運んできたものです。前日からの雨が止み、多くの子供たちが会場に集まって来ました。子供代表や北野地区の小学校校長、清田区長、札幌市議らがテープカットして、放流を開始しました。
子どもたちは持参のバケツにヤマメの稚魚を入れてもらい、川岸から次々と稚魚を放流しました。「元気でね」「また戻って来てね」。そんな子供たちの思いを込めた放流でした。
ヤマメは、北海道ではヤマベとも言います。メスはやがて海に出て3年目に再び故郷の川に帰って来ます。海に出るとサクラマスと言うそうです。
ヤマメは5月末までは禁漁です。6月1日に解禁だそうです。ルールは守りましょうね。
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