初夏の白旗山を歩く「白旗山自然探検隊」が6月3日(日)に行われました。一般参加者22人と健康づくり団体「清田Hi遊会」、日本野鳥の会、清田区役所のスタッフらを合わせて計30人ほどが参加しました。

 清田区の主催で、毎年、初夏のこの季節に実施している自然体験イベントです。

 参加者は、清田区役所前に集合してバスで出発。清田区真栄の自然観察の森入口で下車して、まず、準備体操をしました。

エゾヘビイチゴ

 体がほぐれたところで、日本野鳥の会札幌支部の会員2名の案内で白旗山の散策に出発しました。道端に可憐に咲いている野の花を観察したり、野鳥のさえずりを聞いたりしながらの気持ちの良い山歩きを楽しみました。

 山頂(321.5m)近くになって少し急な登り道になりましたが、頑張って山頂に到着。ここで休憩を取りながらお弁当を食べました。白旗山の山頂は、見晴らしは決してよくはありませんが、緑に囲まれて爽快です。

白旗山自然探検隊に参加した皆さん

 一行は、昼食後、下山を開始し、清田区有明の「ふれあいセンター」に出てきました。全行程は4キロほどでした。

「ふれあいセンター」は、白旗山自然体験の拠点で、さまざまな情報を得ることができるほか、木工館やバーベキューコーナーなどがあります。

 白旗山は、明治の開拓期に屯田兵が測量の白旗を立てたことから、白旗山と呼ばれるようになったそうです。1913年(大正2年)からカラマツの植林が始まり、道内の炭鉱に坑道の枕木として供給されたという歴史があります。

 清田区では、あしりべつ川、平岡公園梅林とともに3つのシンボルとして大切にしています。

 白旗山探検隊は、緑あふれる清田区らしい初夏のイベントです。

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