NPO法人札幌清田ホタルの会と平岡小学校の児童らが6月19日(火)、清田区役所裏の通称ホタル池に約900匹のホタルの幼虫を放流しました。

ホタルを放流する平岡小学校児童=ホタル池で

清田区長にホタルの幼虫を引き渡し

 ホタルの幼虫は約1か月で成虫になります。清田区と札幌清田ホタルの会は今年も7月20日(金)から26日(木)まで、毎日19時30分から21時までホタル池でホタル観賞会を開催します。どなたでも無料で自由に鑑賞できます。

ホタルの幼虫

 放流した幼虫は、札幌清田ホタルの会の会員が自宅で育てた約700匹と、平岡小学校児童が学校で育てた約100匹、里塚・美しが丘地区センターが育てた約100匹の計900匹。

 ホタル池前で放流式を行い、ホタルの会の会員や平岡小児童10人、里塚・美しが丘地区センター館長らが出席。それぞれ紙コップに入れた幼虫を池に放流しました。

ホタル座談会

 放流式の後、出席者は区役所に移り、児童と小角武嗣清田区長、ホタルの会の会員らでホタル座談会を行いました。

 児童からは「ホタルはどんな環境で生きるのですか」といった質問が出され、ホタルの会の会員からは「ホタルはきれいな水でしか住めません。環境に敏感な生き物です。ですからホタルが飛び交う街はすばらしい街なんです」という説明がありました。

ホタルの放流式に参加した皆さん。きよっちと記念写真

 札幌清田ホタルの会は6月末に、ホタル池を黒色の網シートで覆い、ホタル観賞会の準備を整えます。ホタル観賞会は平成12年から行っており、今年で19回目となります。

 清田区内はもちろん、区外や近郊の市からも光を放つホタル観賞に訪れる人が多くいる人気のイベントです。昨年は3800人が期間中に来場しました。

[広告]