医療と介護を楽しく学ぶ「Com.Fes(コムフェス)2018」が7月22日(日)、里塚・美しが丘地区センター(札幌市清田区里塚2条5丁目)で行われました。

 札幌里塚病院の内科医師、松永隆裕先生の呼びかけで始まったイベントで、清田区内の病院や介護施設の医師や職員らでつくるリフレ・タウンプロジェクトの主催。2016年に1回目を開催し、今年で3回目となりました。

 最大の呼び物は、高齢者がモデルになるファッションショー。「いくつになっても輝ける」というコンセプトのもと、今年は6人がモデルになりました。うち3人が90歳以上というモデルさんたちです。

 若い頃に着ていた洋服や着物を、北翔大学の学生さんたちがリメイクしたドレスを身にまとい、エスコート役の医師や職員らに手を引かれて颯爽と舞台に登場しました。舞台、照明、音響も本格的で、ショーを盛り上げました。

 モデルさんたちはニコニコと笑顔で客席に手を振り、なかなか堂々たるものです。中には、生涯初めてという白いウエディングドレスを着て登場したシニア女性もいて、客席から拍手と歓声が沸きあがっていました。

 このほか、胃カメラや内視鏡手術、分包機など本物の医療機器を使って医療模擬体験する催し「ブラックジャック」が行われ、子どもたちに人気でした。この日の体験で、将来、医師や薬剤師、看護師を目指す子供がいるかもしれませんね。

 また、医療や食、心理、美容の専門家によるトークショーや美容師によるヘアアレンジのサービスなども行われました。

 館内には、介護施設職員によるカフェがオープン、訪れた地域住民と交流の輪が広がりました。

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