平岡高校吹奏楽部の第29回定期演奏会が9月17日(月祝)、かでる2・7(札幌市中央区北2条西7丁目)で行われました。

 9月6日の強い地震で、平岡高校は4日間、断水になり、定期演奏会に向けた練習が4日間できなかったそうです。それでも、21人の部員たちは「一致団結」の部訓のもと、この日の定期演奏会に向けて仕上げてきました。

 演奏会は、生徒の「この度の地震で被災した人たちにお見舞い申し上げます」という挨拶で始まりました。

 8月4日の吹奏楽コンクール札幌地区大会で演奏した「民謡の主題によるスコットランド行進曲」をはじめ、サックス奏者マルタの大ヒットナンバー「ハイ・プレッシャー」などを演奏しました。

 最後に、部員たちがかわいらしいコスチュームで登場。ダンスやスタンドプレーなど楽しいステージを繰り広げながら、映画音楽やディズニー映画のメロディーなどを演奏しました。

 3年生は、この日の演奏会が最後の演奏でした。ステージ上で後輩たちから感謝の言葉と花束が贈られました。

 長年、吹奏楽部を指導してきた中川史子先生にも花束が贈られました。

 清田区は、地震で大きな被害を受けましたが、平岡高校吹奏楽部の部員たちは、元気で明るい演奏を披露してくれました。

 

 

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