PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)清田区公演(PMFアンサンブル演奏会)が7月25日(木)、清田区民センター(清田区清田1条2丁目)の区民ホールで行われました。251人の区民らが、美しいクラシックの室内楽に耳を傾けました。
PMFは世界の若手音楽家を育てる国際音楽祭で、毎年夏に札幌で行われています。約1か月間、密度の濃い指導を受け、期間中、札幌や道内、東京でコンサートを開き、練習の成果を披露します。
清田区公演には、アメリカ、フランス、オーストリア、アルメニア、スペイン、台湾、韓国、日本の8か国・地域から15人がやって来ました。
演奏会は、オンスロウ「弦楽五重奏曲第27番ニ長調」で始まり、ジョンゲン「フルート、チェロとハーブのための三重奏曲」、F.ヘルマン「3つのヴァイオリンのためのカプリッチョニ短調第1番」、ベートーヴェン「弦楽四重奏曲ト長調作品18第2番」を、いずれも格調高く演奏しました。

地元清田出身の村上祥子さん
今年は、清田区清田出身の村上祥子さん(ヴァイオリン)が、ベートーヴェン「弦楽四重奏曲」の演奏に登場しました。他のメンバーとともに、素晴らしい演奏をふるさと清田で演奏しました。
コンサート終了後、村上さんは「札幌ではキタラやルーテルホールで演奏したことはありますが、清田で演奏したのは初めてです。感無量です」と笑顔で話していました。会場にはご両親も来ていたそうです。
村上さんは清田南小学校卒。立命館慶祥中学校を卒業後、上京。東京の音楽系の高校、大学を卒業してドイツに留学。現在は、ドイツのオーケストラでヴァイオリニストとして活躍中です。
PMF清田区公演は1999年から行われています。かつては札幌市内の他の区でもPMF公演がありましたが、今も続いているのは清田区だけです。PMF清田区公演も清田の夏の名物の一つになっています。

きよっちも舞台にちょこんと
演奏会は、清田区青少年育成委員会連絡協議会と札幌国際大学、清田区、清田区民センター、里塚・美しが丘地区センターでつくるPMF清田区実行委員会の主催で毎年、行っています。
[広告]