札幌市清田区の冬を彩る「羊ケ丘通地区スノーキャンドルフェスティバル2020」が1月25日(土)、清田区美しが丘3条5丁目の「美しが丘ぼうけん公園」とマンション広場、歩道などで行われました。

美しが丘ぼうけん公園

マンション広場「雪と灯りの芸術」

 羊ヶ丘通町内会とパシフィック壱番街など周辺のマンション自治会が主催した冬の名物行事です。2009年に第1回を開催し、今年で12回目でした。

 このスノーキャンドルフェスティバルは毎年、地域住民が開催する「まちの灯り」としては札幌市内有数の規模と豪華さですが、今年は記録的な少雪による雪不足で、準備する地域住民たちは苦労したようです。

 会場の案内板に主催者のコメントが次のように書き込まれていました。

「ぎりぎりまで待ったけど、雪の少なさには勝てませんでした。せっかく来てくれたのにごめんね。来年はリベンジします!」

 残念ながらスノーキャンドルの制作個数などを半分に減らすなど、今年は規模を縮小しての開催となりました。それでも約1700個のスノーキャンドルを「美しが丘ぼうけん公園」とマンション群の広場の2カ所に重点的に配置し、見事な「まちの灯り」を演出しました。

 「ぼうけん公園」では多数のスノーキャンドルの灯りが浮かび上がりました。背景のマンションの窓明かりとマッチして、とても幻想的な風景が現れました。

 同公園では、スノーキャンドルでつくった神社のようなオブジェも登場、子供たちが絵馬に願い事を書いていました。

 マンションの広場は、スノーキャンドルとアイスキャンドルの灯りで、まるでおとぎの国のような光景になりました。多くの人が見物に訪れ、「わあ、きれいね」と見とれていました。

 スノーキャンドルの灯りで浮かび上がるアンパンマンの雪像も人気でした。

体が温まりました。ココアのサービス

 とても寒い夜でしたが、会場では地域の人たちがホットココアや甘酒、コーンスープ、ロシアンティーなどのあったかい飲み物をサービスし、来場者は冷えた体を温めていました。

 羊ケ丘通地区スノーキャンドルフェスティバルは17時から20時までの一夜限りのイベントですが、地域の人たちが力を合わせて作り上げた雪と灯りの芸術作品といってもいいと思います。今年も見ごたえがありました。

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