札幌市清田区に春を告げる渡り鳥アオサギが今年も、はるばる南方より通称「平岡イオンの森」(清田区平岡)にやって来て、巣作りを始めています。
アオサギは体長90センチほどの大きな渡り鳥で、毎年3月に飛来し、平岡イオンの森で7月初めまで子育て等の営巣活動を行います。
平岡公園などで活動する公園ボランティアサークル「平岡どんぐりの森」によると、今年も3月8日に13羽の初飛来を観察したそうです。
その後も続々とやってきて、平岡イオンの森や近隣の住宅街の上空を優雅に飛び交っています。
平岡イオンの森は、イオン平岡の駐車場に隣接し、カラマツやシラカバなどの自然林になっています。立ち入り禁止の区域になっており、アオサギはカラマツの木の高いところに小枝などを集めて巣をつくります。
アオサギの集団営巣地(コロニー)はもともと、野幌自然公園にありましたが、アライグマに襲われたことから1997年に集団で平岡イオンの森に移ってきたといいます。巣の数は100個以上あるとされ、今では、平岡イオンの森は札幌圏におけるアオサギの最大の集団営巣地だそうです。
平岡どんぐりの森は今年も、4月末の抱卵期、5月中旬のヒナの様子、6月末の成長した幼鳥の跳ぶ姿などを観察する予定です。
アオサギの群れは8月から9月にかけて本州方面に渡っていくそうです。
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