東日本大震災復支援の土田英順さんチャリティー・チェロコンサートが12月20日(日)、里塚・美しが丘地区センター(清田区里塚2条5丁目)で開催されました。およそ40名の方が静かなチェロの音色に耳を傾けました。

 土田さんは2011年3月の東日本大震災の後、チェロを持ってチャリティーコンサートを北海道内各地と東北の被災地などで続けてきました。西日本豪雨災害と胆振東部地震災害のチャリティーコンサートを含めて、総数は500回以上を数えています。

 里塚・美しが丘地区センターでは毎年、土田さんのチャリティーコンサートを開催しており、今回が7回目だそうです。

 コンサートはカタルーニャ民謡の「鳥の歌」で始まり、「無伴奏チェロ組曲第2番」(バッハ)、「アヴェ・マリア」(シューベルト)、「愛の挨拶」(エルガー)、「白鳥」(サンサーンス)、「ノクターン第2番」(ショパン)など、おなじみのクラシックの名曲を演奏しました。

 アンコールにこたえて土田さんは「G線上のアリア」(バッハ)を演奏しました。

 土田さんは途中、演奏の合間に、東北の被災地で体験した話なども行い、来場した人たちが静かに聞いていました。

 土田さんのチャリティーコンサートは毎年、100名を超す入場者数でしたが、今年は感染防止のために入場者数を制限し、約40名。入場者は検温、消毒、マスク着用で入場し、座席も間隔を空けた形で実施しました。

 コンサート終了後に行う土田さんのCD販売とサイン会も密になるので中止。土田さんも、今年はチャリティーコンサートがことごとく中止になり、今回のコンサートが今年最初で最後だったそうです。

 土田さんは、2012年3月6日(土)15時から、東日本大震災10年「届け天国へ!被災チェロの響き」コンサートをザ・ルーテルホール(札幌市中央区大通西6丁目)で開催します。ピアノは、鳥居はゆきさん。入場料4000円。問合せは、平和ステージ・オフィス(TEL 011-665-0675)。

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