道立自然公園野幌森林公園の遊歩道を、森林浴を楽しみながら散策してきました(6月23日)。とても広大な森林で、今回は、大沢口から園内に入って、公園北側の大沢コース―大沢園地―大沢の池―大沢園地―桂コースの6キロほどを歩きました。

野幌森林公園=2021年6月23日

自然ふれあい交流館

 野幌自然公園は、札幌市、江別市、北広島市の3市にまたがる野幌丘陵に位置し、その面積2053ヘクタールという広大な森林です。

結構、倒木もあります

 大都市の近郊ながら、これほどまとまった面積の森林が残され、散策や動植物の観察ができるのは、極めて稀有だそうです。

 野幌森林公園は5つの入り口があるとされ、そのうち大沢口は、2001年(平成13年)にオープンした自然学習施設「自然ふれあい交流館」があり、多くの方が利用する入り口です。ここの駐車場に車を停め、園内に入りました。

チシマアザミ

 「自然ふれあい交流館」で遊歩道マップをもらって、散策をいざ開始。大沢口から森の中に入った途端、そこはもううっそうたる森の世界です。

ツルアジサイ

 大きな木々が林立する遊歩道を歩いて行きます。ウオーキングやジョギングをする健康志向の人達と結構、出会います。また、陸上部の学生が集団でランニングするところにも出くわしました。この森は、いろんな使われ方をしているようです。

 森の中を歩いていくと、遊歩道の脇にチシマアザミ、ツルアジサイ、サイハイラン、ヒメヘビイチゴなどの野の花、森の花が咲いていました。森の中の花って、どれも地味で控えめに咲く花が多いですね。

大沢園地の東屋

 大沢口から1.9キロで大沢園地に出ました。ここには休憩できる東屋とトイレがあります。そういえば、途中、ベンチやトイレなどは全くありませんでした。野幌森林公園はかなりワイルドです。

 大沢園地のあたりは、大きな沢になっているようで、たくさんのミズバショーが大きな葉っぱになっていました。4月に来たら、きっときれいなミズバショーが見られるかもしれません。

大沢の池

 大沢園地から沢伝いに5、600メートル歩くと、左手に池が見えてきました。大沢の池です。ひっそりとしたたたずまいの池にカモが静かに泳いでいました。

桂コース

 大沢の池でUターンし、再び大沢園地に戻り、そこから帰りは桂コースを歩いて大沢口まで戻りました。桂コースはカツラの大木などが沢沿いに見られるコースですが、遊歩道の両側には大きい葉をつけたフキがいっぱい続いていました。

 野幌森林公園は、札幌の公園・緑地の中で最もワイルドでタフな公園かもしれません。ここの遊歩道を歩くときは、虫よけスプレーを持参し、夏でも長袖の方がいいでしょう。

サイハイラン

ヒメヘビイチゴ

 コロナ禍のため、人ごみを避けて、公園や緑地の散策を昨年から始めました。これまでの記録はこちらの「札幌 三密避けて 公園緑地さんぽ」からご覧ください。札幌は、散策に適した素敵な公園・緑地がたくさんあります。

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