豊平警察署が清田高校生とコラボして、SNSの怖い一面を表現した演劇DVDを制作しています。

演じているのは清田高校の生徒と先生。撮影は豊平署員=清田高校で

 シナリオは高校生が原作を考え、豊平警察署の少年係の警察官が手を入れ仕上げました。

家出した娘を警察に相談するシーン

 ストーリーは、父親に叱られた女子中学生がSNSで愚痴を書き、それを読んだ大阪の男性が言葉巧みに主人公の女子中学生を騙して大阪に呼び出し、女子中学生は大変な目に合うというものです。

 男性は警察に捕まりますが、SNSの怖い一面を浮き彫りにした映像作品に仕上げるそうです。

 撮影は11月12日(金)から行っています。出演者は清田高校生と清田高の先生、豊平署員、清田区の少年補導員の女性らで、全員素人ながら迫真の演技を行っています。

 カメラマンは豊平署員が務め、清田高校生が映像を編集し、10分ほどのDVDに仕上げるそうです。

 豊平警察署は年明けにもDVDを完成させ、清田区と豊平区の中学校に配布して、防犯教育に役立ててもらう方針です。

 撮影に当たる豊平署員は「SNSを通じて知らない人と連絡を取り合うのは危険。見知らぬ男の口車に乗って家出してしまうことも危険です。そうしたことを分かりやすく伝えたい」と話しています。

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