見頃を迎えた安平町の菜の花畑を見てきました(2022年5月25日)。なだらかに波打つ丘に広がる菜の花畑の黄色いじゅうたん。絶景です。驚きの風景です。

菜の花畑の中を幌馬車が行く=2022年5月25日、安平町で
安平町は2006年(平成18年)、早来町と追分町が合併して誕生した町。
2019年に国道234号沿いにできた「道の駅あびらD51ステーション」が菜の花見物の拠点です。まず車でここに行きました。道の駅には、今年の菜の花マップ(ガイドマップ)のチラシが置いてあり、まず、これをゲット。

菜の花畑の中を歩ける畑も
菜の花は安平町の農村地帯に点在しており、ガイドマップがないと見つけることは大変です。生産者らでつくる「北のなのはな会」の公式ホームページでも、今年の菜の花マップを閲覧できます。
今年は9か所の菜の花畑が公開されていています。合わせて広さは100ヘクタール。9か所の菜の花畑の位置を示すマップコードがガイドマップに記載されていて、このマップコードをカーナビの目的地検索の画面に入力すると、簡単に菜の花畑に行くことができます。
駐車場が設けられている菜の花畑もありますが、道路わきのちょっとしたスペースに車を停めることもできたりします。歩いて見て回ることは距離的に不可能なので、車で各菜の花畑を訪ねる形になります。
菜の花畑に着くと、車を降りて、あたりを散歩しました。

菜の花畑の黄色と麦畑の緑のコントラストが美しい
丘の上に広がる菜の花畑では、トラクターが引っ張る幌馬車が運行していました。菜の花畑の中を10分で回ります。料金は1000円。牧歌的な風景でした。
菜の花畑の中に散歩道が用意され、歩ける畑もありました。1週600メートルの菜の花散歩。畑を守るために入り口で、ビニールのシューズカバーを借り、それを靴に履いて菜の花畑の中の散歩道を歩きました。シューズカバー代は100円でした。

菜の花畑の空中を飛ぶ案山子さん
写真撮影用に牧草ロールが用意されていたり、なぜか菜の花畑の空中を飛ぶ案山子さんがいたりしました。
安平町の菜の花栽培は10年ほど前から始まったそうです。8月ごろに収穫し、種は「なたね油」、花のみつは「あぶら菜はちみつ」として、「道の駅あびら」などで販売されます。
連作障害を避けるため、毎年、菜の花畑は位置が変わります。
安平町の菜の花畑が美しいのは、その広大な広さだけでなく、波打つような丘陵地に菜の花が広がっていることが大きな要因と思われます。丘のまち美瑛町を思わすような丘陵地に一面黄色の菜の花畑がどこまでも続く光景。目を奪われます。

サラブレッドの牧場の近くにも菜の花畑が広がる=遠浅地区
今年の9か所の菜の花畑のうち8つは追分地区にありますが、1か所だけ離れた遠浅地区にあります。車で到着するまでに結構時間がかかりました。そこは、サラブレッドの牧場がある地区で、その中の広い区画に黄色いじゅうたんの菜の花畑が広がっていました。ここも美しい光景でした。
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