エゾカンゾウ

 初夏の平岡公園(札幌市清田区)で、野の花を探しながら散策しました(2023年5月31日)。

ノハナショウブ

 園内の木々は、一日ごとに緑を増していて、平岡の街なかから一歩、園内の森に入ると、そこはもう別世界のようです。

 小鳥の鳴き声のほか、セミの合唱も聞こえてくるようになりました。散策 やジョギング、犬の散歩などをする人も結構いました。

ヤナギトラノオ

 人工湿地では、黄色いエゾカンゾウや紫色のノハナショウブ、サギスゲの群生、ヤナギトラノオなどの湿生植物が咲いていました。

 人工湿地近くの森の中では、マムシグサ(コウライナンテンショウ)がひっそりと咲いていました。マムシに似た特徴ある形が少しユーモラスです。

サギスゲの群生

 人工湿地に続く池では、カワセミを狙うカメラマンが10名ほどいました。皆さん大きなレンズを付けたカメラ持参で、シャッターチャンスを待っているようでした。

 このほか、コンロンソウやズミの花が咲いていました。自然林の中の散策路脇にはササバギンランがあちこちで控えめに咲いていました。

ササバギンラン

マムシグサ

コンロンソウ

 野の花は、散策路のわきで、小さく控えめに自生してます。「僕らが咲いているのを見てね」と言っているかのようです。

 4月下旬~5月上旬に大勢の来園者で賑わった梅林は、今は訪れる人は少なく、ひっそりとしていました。平岡公園は、梅の花以外にも四季を通じて様々な自然を感じることができます。

ズミ

平岡公園の森=2023年5月31日

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