秋が深まる中島公園(札幌市中央区)を散策してきました(2023年10月30日)。赤や黄色に色づいた木々が織りなす光景は、息を飲むような美しさでした。
地下鉄南北線「中島公園駅」を出ると、中島公園のイチョウ並木が出迎えてくれます。黄色に輝くイチョウ並木の華麗さに、まず圧倒されます。
散策にやって来た人も多く、とても賑わっていました。観光客も多いようです。犬の散歩の人も多かったです。そして、カメラやスマホで紅葉の風景を撮る人が多くいました。
黄色に色づいたイタヤカエデやイチョウ、そして赤色のヤマモミジなど、見頃を迎えた中島公園です。
公園の中央にある菖蒲池の周りも紅葉の木々に囲まれて、静かな水面に色づいた木々が映っていました。
まるで西洋の風景画のような光景が次々と現れます。
一方、日本庭園の中に入ると、そこは和のテイストで箱庭のような風景が広がっていました。秋の柔らかい日差しの中で、結婚式を終えたばかりのカップルが記念写真を撮っていました。
中島公園は、円山公園、大通公園と並ぶ札幌の代表的な公園で、長年、札幌市民に親しまれてきた公園です。もともとは明治の初めころ、ここは豊平川上流から運ばれた木材を一時的にためる貯木場だったそうです。
それが明治20年(1887年)、札幌で初の都市公園となり、今日の中島公園に至ったそうです。昭和33年(1958年)には、北海道大博覧会の会場の一つになり、遊園地「子供の国」が設置され、豊平館が大通から中島公園に移築されました。
昔から多くの市民に親しまれてきた歴史を感じます。落ち着いたたたずまいがいいですね。
公園を歩いていると、整備が行き届いていて、札幌市がお金をかけて隅々まできれいに仕上げているのを感じます。都会の中の快適なオアシスという感じです。
それに比べると、清田区の平岡公園は、夏から秋は散策路脇で数多くの野の花たちと出会い、丘の上の山林も野性味あふれる自然公園です。ちょっと違いを感じます。
中島公園では、10月27日~11月5日まで、「さっぽろ焼き芋テラス2023」というイベントを開催中です。札幌市内の焼き芋店6店が出店しており、大変な人気になっていました。
午後3時ごろ行ったら、ほとんどの店が「完売」「入荷待ち」の張り紙。各店舗に帰って焼き芋を仕入れて戻って来るとのことでした。紅葉の季節にあったかい焼き芋は大人気でした。
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