札幌市清田区医師会は6月19日(水)、清田区在宅ケア連絡会と清田消防署と共催で「救急車の正しい使い方」を学ぶ講習会を清田区民センターで開催しました。

 医療従事者、高齢者介護施設、包括支援センター、ケアマネジャー、清田消防署救急隊など計約100人が参加し、熱心に救急医療の現状や急病人が出たときの対応などを学びました。

片方が救急隊員役になるロールプレイで救急車の使い方を学ぶ

 清田消防署救急隊員が、救急医療と救急車出動がとても増加している現状を講義した後、参加者は在宅介護を受けている高齢者が、体の麻痺や意識の低下など体調が急変した場合の対処の仕方、救急隊員とのコミュニケーションの方法などをロールプレイで体験しました。

グループごとに意見交換

 また、グループごとに意見交換を行い、日ごろの悩みなどを救急隊員と話し合ったりしました。

 日ごろ、皆さん、在宅介護にかかわっているだけあって、とても熱心に取り組んでいました。

 最後に、高齢者(65歳以上)の火災被害の割合が増加傾向にあることから、清田消防署から参加者に注意が呼びかけられました。

 今回のような講習会は初めての試みだということです。地域の中で高齢者の命を支える活動をしている皆さんの熱心な取り組みに心強い思いがしました。

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