日本の伝統的な生活アイテムである風呂敷が近年、見直されているようです。そこで清田区民センター運営委員会は3月14日(火)、「粋な大人の風呂敷活用術」という講座を同センター(清田区清田1条2丁目)で開催しました。

風呂敷活用術の講座=清田区民センター

 風呂敷は、和の心を感じさせてくれる日本の伝統文化品です。昔は、日常生活に必須の品でしたが、さまざまなバッグが登場するにつれてあまり使われなくなってきました。

風呂敷はいろんな使い方があるのね

 ところが、近年、風呂敷は繰り返し使えてゴミを出さないエコラッピングのツールとして見直しされてきているほか、海外への土産品としても人気があり、注目されるようになりました。

男性も頑張っていました

 清田区民センターでは、事前に講座の受け付けを開始したところ、あっという間に定員の10名に達してしまったそうです。

 講座は清田区民センターの和室で行われました。講師は、札幌を中心に風呂敷の活用術を伝えている主婦グループ「結び屋ゆいく」の小倉マカナさんが務め、定員を超す12名の区民が受講しました。

 風呂敷のサイズや素材の知識から入り、「真結び」「ひとつ結び」という基本の結び方をまず学びました。

 そして、風呂敷を使ったショッピングバッグやトートバッグ、インスタントバッグなどを作る方法などを教わりました。

 風呂敷は防災にも役立つようで、風呂敷リュックになったり、ずきんやマスク、のぼり、三角巾、包帯などにも使えるそうです。

 また、「平包み」や「おつかい包み」「隠し包み」「ふたつ結び」といった基本の伝統包みについても学びました。受講者にとって、楽しく、収穫のある講座だったようです。

講師の小倉マカナさん

 小倉マカナさんは、和の文化が好きで、この日も着物姿で講師を務めました。「風呂敷に触れると相手を、贈り物を、道具を大切にする日本人らしい丁寧なふるまいや美意識、先人たちの知恵が感じられ、感動します」と言っています。

 風呂敷を使いこなすと、とってもクールで粋で、カッコいい。そんな感じがします。

  結び屋ゆいくのホームページはこちら

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