
清田消防署と中央バスによる事故対応訓練=清田区役所裏
清田消防署と北海道中央バスは11月30日(土)、バスが乗用車と衝突して負傷者多数が発生した場合の合同対応訓練を清田区役所裏で行いました。
訓練には清田消防署員25名と中央バス平岡営業所の運転手・社員8名が参加しました。
訓練は、バスと乗用車が衝突し、乗客7人が負傷し、うち2名はバスの中で倒れたままになったほか、歩行者1名が事故に巻き込まれバスの下敷きになったという想定で行われました。
バスの運転手と乗客を中央バス社員が行い、まず、バス運転手が消火器で乗用車の火災を鎮火するとともに119番通報。駆け付けた消防の救助隊が、歩ける軽傷の乗客を避難誘導し、バスの中で倒れたままの乗客を担架で運び出しました。

バスの下敷きになった負傷者(ダミー人形)を救出する訓練
バスの下にはダミー人形を置き、救助隊がバスをジャッキで少し持ち上げ、「頑張ってください。救助隊が今助けますよ」と声をかけながら、バスの下から救出しました。
現場には、現場指揮本部などを設置し、隊員たちが機敏かつ適切に動けるように指揮・連係の訓練も行っていました。
訓練とはいえ、隊員たちは本番さながらに真剣に訓練に取り組んでいました。こうした訓練は毎年、行っているそうです。
土曜日、しかも区役所裏という一般の区民にはまず目につかない場所での訓練です。地道にこのような取り組みを行っている消防署とバス会社の皆さん、本当にご苦労様です。
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