みんなで懐かしのフォークを歌う

 あしりべつ郷土館は8月14日(木)、清田区の歌声ボランティア「ふれあいサポート」(代表:園部真人さん)と共催で、歌声サロン「懐かしのフォークを歌おう」を開催しました。

 今回は、北海道のフォークソングの草分けと言われる浅沼修さんのミニコンサートも行いました。

多くの人が集まりました

 あしりべつ郷土館では偶数月の第2木曜日に「ふれあいサポート」の園部さんの司会進行で「懐かしの歌声サロン」を開催しています。いつもは、唱歌や昭和歌謡を歌うことが多いのですが、今回は「懐かしのフォーク特集」としました。

昔の道具類が並ぶレトロな館内で、懐かしの歌を次々と

 札幌の夫婦デュオ「二人静」のギター伴奏などで、「遠い世界に」「学生街の喫茶店」など懐かしのフォークを集まった50人ほどの参加者みんなで歌いました。

歌う会を盛り上げた「二人静」

 この日、みんなで歌ったフォークは次の通りです。懐かしい歌ばかりです。

「バラが咲いた」「遠い世界に」「この広い野原いっぱい」「悲しくてやりきれない」「白いブランコ」「四季のうた」「戦争を知らない子供たち」「学生街の喫茶店」「神田川」「てんとう虫のサンバ」「若者たち」「青春時代」「岬めぐり」「翼をください」

浅沼修さん(右)のミニコンサートinあしりべつ郷土館。左は江成翼さん

 そして、ゲストの浅沼修さんが登場。「愛のしらべ」「粉雪」など持ち歌数曲を歌いました。

 浅沼さんが1967年(昭和42年)、17歳の高校生の時に作詞作曲した名曲「時計台のある街」は、参加者みんなで歌いました。何度聞いても何度歌ってもいい曲だなあと思います。

 浅沼さんの隣には、いつものようにギタリスト江波翼さんがいて、サポート演奏しました。江成さんの奏でるギターの音色がこれまたすばらしく、浅沼さんの歌を引き立てていました。

 「時計台のある街」は、かつて北海道のユースホステルで広まり、ダークダックスや芹洋子さんが歌い継ぎレコーディングもした抒情豊かな北国の名曲です。北海道のフォークソングは、この「時計台のある街」から始まったと言われています。

ソフトであたたかい浅沼さんの語り

 この「時計台のある街」のCDは、3年前から札幌市時計台に置いてあり、無料で配布しています。これまでに10万枚が配布済みだそうです。また、この曲はカラオケ店のカラオケにも入っています。

この日、司会進行を務めた「ふれあいサポート」の園部さんも「時計台のある街」をカバー、歌い継いでいます。

「歌って踊れる校長先生」藤塚先生の圧巻のパフォーマンス

 また、この日はサプライズ企画もありました。西野小学校の藤塚圭一校長が田原俊彦さんの「ごめんよ涙」をキレッキレのダンスをしながらカラオケで歌い上げたのです。

 校長先生のイメージを吹き飛ばすパフォーマンスに、会場の皆さん、びっくり仰天し、大いに盛り上がりました。

 藤塚先生は2024年、テレビ番組「なにこれ珍百景」(テレビ朝日―HTB)に「歌って踊れる校長先生」として紹介され、田原俊彦さんの「抱きしめてTONIGHT」を歌って踊り一躍有名になりました。

 懐かしの歌声サロンの参加者の多くは高齢者。青春時代が蘇る楽しい1時間半でした。

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