新清田区民センター基本計画説明会=2026年3月16日、清田区民センター

 札幌市は3月16日(月)、「清田区民センター移転・整備基本計画の説明会」を清田区民センターで開催し、新区民センターの基本計画を発表しました。

 札幌市と清田区から担当職員が出席し、基本計画案を説明しました。説明会には区民20名が参加しました。

新清田区民センターの建物(白い部分)のイメージ。緑色部分は市民交流広場になる。後方の建物が清田区総合庁舎(区役所)

新清田区民センター、市民交流広場、駐車場等の配置図

御料線側から見た新清田区民センターの建物イメージ

 基本計画によると、新区民センターは清田区役所(清田区総合庁舎)前の市民交流広場に建設し、規模は2階建てで約2400㎡。建設費は約20億円。

区役所4階に造る新清田区民センターの集会室等

 新区民センターは図書館と区民ホールの複合建物となります。集会室や視聴覚室、調理実習室、清田区民センター事務室などは現在、清田図書館がある区役所4階に配置します。

 区民ホールと各集会室などが分離した新区民センターになります。

フリースペースのイメージ

 新区民ホールは1階に区民ホール(現在と同規模)、図書スペース(にぎわい空間)、フリースペース、多目的室、ホール出演者控室、倉庫、給湯室などを整備します。路線バス待合室も設けます。

2階図書館のイメージ

 2階は区民ホール(吹き抜け)、図書スペース(落ち着いた空間)、フリースペース、屋外テラス(市民交流広場の方向を見る形、冬は閉鎖)などを整備します。

 区民ホール・図書館の新建物と清田区役所庁舎は、1階渡り廊下で行き来できるようにします。

2階フリースペースのイメージ

 市民交流広場は、清田区役所真正面へ横に移します。新しい市民交流広場には全面、芝生を張る予定です。

2階屋外テラスのイメージ

 駐車場は、現在の第1駐車場(124台)、第2駐車場(16台)に加えて、区役所敷地奥の空き地に新たに第3駐車場(40台)を整備し、計180台のスペースを確保するとしています。

 今後のスケジュールは、2026年度に実施設計を行い、2027年に着工。2029年度の完成、オープンを目指します。

図書館から市民交流広場を見たイメージ

 説明の後、参加した区民との質疑応答に入りました。説明会に参加した区民の多くから「駐車場は足りるのか」「立体駐車場を検討してほしい」という意見が出ました。

今の清田区民センター。広い駐車場がある

 現在、清田区民センターの駐車場は140台駐車可能です。イベントがあるときなどは、140台でも満車になることがあります。区役所駐車場をわずか40台増やしただけで、区役所と新区民センターに来る車の対応ができるのか、不安になるのも当然です。

 市の担当者からは「駐車場が混み合うときは、さらに40台ほど区役所敷地内で駐車スペースを確保し、計220台で対応したい」との答えがありましたが、日頃、区民センターや区役所駐車場を利用している区民からすれば、混雑時に足りなくなることは明らかで、説明会でも駐車台数不足問題を指摘する声が相次ぎました。

 背景には、清田区は地下鉄がなく、そのためバスターミナルもできず、公共交通が不便なため、どこへ行くにも車に頼る車社会という地域実情があります。

期日前投票に来た車が区役所駐車場に入りきれず、御料線にあふれ、大混雑だった=2026年2月4日

 2月の衆院選の期日前投票の際にも、区役所駐車場が満車で、入れない車が御料線にあふれ、長い車列を作っていました。冬道でもあったため、危険な感じがしました。その上で新区民センター利用者の車が来たら、一体どうなるのでしょうか。

 「区役所奥の空き地には、平面駐車場ではなく立体駐車場に」。この日の説明会で、多くの方が指摘しました。札幌市はこうした区民の声を真摯に受け止めてほしいと思います。

[広告]