東日本大震災復興支援の土田英順チャリティーチェロコンサートが10月23日(日)、里塚・美しが丘地区センター(札幌市清田区里塚2条5丁目)で開かれました。60人ほどが来場し、美しい音楽に耳を傾けました。
土田英順さんは2011年3月の東日本大震災の後、全国各地でチャリティーコンサートを開催してきました。この日のチャリティーコンサートは474回目だそうです。
会場に行ったら、観客が4人しかいなかったこともあったそうですが、そういう会場でも、一生懸命にチェロを弾いてきたそうです。
会場で募金を集め、自ら開設した「東日本大震災支援じいたん子ども基金」を通じて被災地に送られています。
土田さんは、日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。現在はソリストとして活躍しています。

演奏する土田英順さん(チェロ)と矢崎有佳さん(ピアノ)
この日は、ピアニストの矢崎有佳さんが共演し、ピアノ演奏で参加しました。
コンサートは2部構成で、第1部はクラシックの名曲。カタルーニャ民謡「鳥の歌」で始まり、カッチーニ「アヴェマリア」、バッハ「G線上のアリア」、サンサーンス「白鳥」など、おなじみの名曲を演奏しました。
土田さんのチェロと矢崎さんのピアノの美しい音色が静かに会場に流れ、その演奏に会場の人たちは引き込まれていました。
第2部は、ポピュラーの名曲。「枯葉」、「ある愛の詩」、「愛の讃歌」などを演奏しました。
土田さんは、曲の合間にこれまでのチャリティーコンサートの裏話や東北の被災地の話などを優しく語っていました。
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