「つながるコンサート クラシックギターの調べ&歌声喫茶」が12月10日(土)、里塚・美しが丘地区センター(清田区里塚2条5丁目)で開催されました。

大雪にもかかわらず大勢の地域の人が詰めかけました

尺八の橋本竹仙さんと三味線の笠井登鳳さん
大変な大雪にもかかわらず100人近い地域住民が来場し、さまざまなジャンルの音楽を一緒に楽しみながら「地域のつながり」を深めました。

見事なアコーディオン演奏を披露してくれた楊志剛さん(右)と立石功さん
このコンサートは、里塚・美しが丘地区センターとまちづくり団体「里美ふれあいクラブ」の歌声サークル(小山内國行さん代表)の共催で開催しました。
第1部は民謡や唱歌、懐メロ、クラシック音楽とさまざまな音楽によるステージ。

ヴァイオリンの水谷瑛子さんとピアノの櫻井美帆さん
まずは民謡。同地区センターではおなじみの橋本竹仙さんの尺八、笠井登鳳さんの三味線で、江差追分や津軽じょんがら節が演奏されました。

歌声喫茶。みんなで大きな声で「あの頃」の歌を歌いました
続いて、北海道アコーディオン協会の立石功さんと中国出身の楊志剛さんによるアコーディオン演奏が行われました。楊さんが演奏したモンゴル民謡「牧民の歌」は、モンゴルの大草原が浮かんでくるような素晴らしい演奏でした。
続いてヴァイオリンの水谷瑛子さん(元札幌交響楽団)とピアノの櫻井美帆さん(小山内さんのお孫さん)がクライスラー作曲「愛の悲しみ」を演奏。一転して清らかな音色の演奏を聴かせてくれました。

クラシックギターを演奏する藤垣秀雄さん
第1部の最後は歌声喫茶。「故郷」「里の秋」などの唱歌から懐メロの「誰か故郷を想わざる」「青い山脈」まで、会場に来た人みんなで大きな声で歌いました。
休憩を挟んで第2部は、クラシックギターの演奏会。出演は、国内外で活躍するギタリストの藤垣秀雄さんです。北海道のみならず、パリやワルシャワ、韓国などで演奏会を行うなど海外でも活躍しています。
藤垣さんは元札幌市職員で、かつて清田区役所に勤務し、地域振興課長を務めたこともあり、清田区内ではご存知の方も多いようです。この日も、藤垣さんが来るというので会場を訪れた区民の方も多くいました。

挨拶する小山内國行さん
藤垣さんは、クラシックギターの名曲の数々をユーモアを交えた曲紹介を挟みながら、演奏してくれました。
1部と2部合わせて2時間半に及ぶコンサート。素晴らしい演奏を堪能した観客は、美しい音色を胸いっぱいに詰め込んで、それぞれ家路につきました。
この日のコンサートは、歌声サークルの小山内さんを中心に地域の方々の頑張りで実現しました。すごいですね、地域の底力!