冬の間休園していた平岡樹芸センター(清田区平岡4条3丁目)が4月29日(火祝)、開園しました。

日本庭園
開園日の4月29日(火)は雨、翌30日(水)は肌寒く、5月1日(木)ようやく快晴で暖かい日和となり、多くの市民が訪れました。

エゾムラサキツツジ
樹芸センターの芝生広場のエゾヤマザクラは4月30日に開花したばかり。ソメイヨシノは未開花で、まだつぼみでした(5月1日)。

あずま屋から見たサンシュユ
昨年は開園日にはエゾヤマザクラは満開で、ソメイヨシノは散っていました。今年は桜の開花が遅いようです。

シラネアオイ
それでも、エゾムラサキツツジやレンギョウ、トサミズキなどの花が咲き、来園者を出迎えてくれました。ほかにも日本庭園のあずまや横には黄色いサンシュユの花が咲き、園内を散策していた足元にはシラネアオイが咲いていました。

カタクリ
また、平岡樹芸センターでは珍しいカタクリが、ほんの少しですが咲いていました。
日本庭園の池の近くにハウチワカエデの花が咲いていました。ハウチワカエデは秋に見事な紅葉を見せてくれますが、花はすごく地味でほとんど見向きもされません。でも、日本庭園の入り口付近でちゃんと咲いています。見てやってくださいね。

ハウチワカエデの花
秋に見事な紅葉を見せてくれるモミジ並木は、まだ葉も出てなく、ひっそりとしていました。

トサミズキ
平岡樹芸センターは4月29日~5月11日まで、「みどりーむオリエンテーリング」を実施しています。園内を散策しながらサクラを学ぶクイズラリーです。受付と解答場所は平岡樹芸センター管理事務所で、解答を提出すると記念シールがもらえます。
平岡樹芸センターは札幌市に3か所ある都市緑化植物園の一つです(ほかは豊平公園と百合が原公園)。

静かなモミジ並木
もともとは、故竹澤三次郎氏がこの地で運営していた北国に合う庭木の見本園でした。竹澤氏から土地と樹木の寄贈を受けた札幌市が、日本庭園や西洋庭園などを整備して昭和59年(1984年)に札幌市の公園として開園しました。
面積は2.9ヘクタールあり、3000本のイチイ(オンコ)、700~800本のモミジをはじめ様々な庭木が植栽されています。
春、夏、秋と季節ごとに変化する様々な樹木や花を、庭園を散策しながら楽しむことができます。平岡の住宅街にあるオアシスのような庭園です。
■平岡樹芸センターの利用案内
・開園期間 4月29日~11月3日(紅葉の状況によっては延長も)
・休園日 月曜日(月曜が祝日の場合は火曜休園)
・開園時間 8時45分~17時15分
・緑の相談 水曜日と土曜日10時~12時、13時~16時
・駐車場 34台
・バス 新さっぽろ、大谷地から中央バス、JRバスで「平岡4条2丁目」下車
・電話 011-883-2891
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