青空が広がり暖かい陽気となった5月1日(木)、清田区の平岡公園梅林は大勢の花見客が訪れ、賑わいました。

平岡公園梅林、お花見の季節到来=2025年5月1日
北海道随一のウメの花見スポットとして知られる平岡公園の梅林は、約1200本の梅の木があります。今年は4月29日(火)に平岡公園管理事務所が開花宣言を出しました。昨年より3日遅いですが、平年(5月5日)よりはかなり早い開花です。
公園管理事務所によると、5月1日の基準木の開花状況は「白梅が1分咲き、紅梅が未開花」とのことですが、実際の梅林はかなり咲き進んでいて、紅梅も開花しています。でも、全体はまだ2分咲き程度でしょうか。
それでも開花してから雨と寒さが続いていただけに、5月1日は好天に誘われて、多くの人がどっと梅林を訪れました。駐車場は満杯状態でした。

梅ソフトクリームを買う人たちの列
公園管理事務所によると、花の数が最も増えて見頃になるのは、5月4日(日)~7日(水)頃だそうです。
昨年は、ウメの花がほとんど咲かず、梅林内はスカスカという異常事態でした。これは①せん定で枝を切り過ぎた②ウソという野鳥が花芽を食べてしまった―の2点が原因とされました。
今年は、花芽もたくさんあるし、昨年のようなことはないと思われます。

今年は第1駐車場に連日、移動販売車が来ています
平岡公園では4月26日~5月11日(日)まで、ひらおか梅まつりを開催中です。
期間中、梅林内に臨時売店「ひらおか梅ほんぽ」を開設。梅林そばなどの食事や梅にまつわるお菓子や土産物などを販売しています。
中でも人気の梅ソフトクリームは早くも長い行列ができていました。梅ソフトはほんのり梅の風味があるソフトクリームで、1個400円です。

平岡公園の湿地帯。まだ少しミズバショウが咲いていました
また、厚別中央通りに面した平岡公園第1駐車場では、開花時期の毎日、移動販売車(キッチンカー)が来て、食べ物や飲み物を販売しています。
梅の花をバックにした記念写真のサービスも行われています。

湿地に咲くエゾノリュウキンカ
公園内の梅の香橋下の湿地では、白いミズバショウ(水芭蕉)は終わりかけていましたが、黄色いエゾノリュウキンカがまだ元気に咲きほこっていました。
ウメのお花見に来た人の中には、せっかくの機会だからと、湿地や梅林以外の公園内を散策する人もいて、平岡公園の自然を満喫していました。
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