清田中学校吹奏楽部の第9回定期演奏会が11月3日(金)、同校体育館で行われました。全国大会に出場した完成度の高い充実のサウンドを披露しました。

入場する部員たち

 今年の清田中吹奏楽部は3年生22人、2年生22人、1年生18人の計62人で編成。今年は素晴らしい活躍をしてきました。

 8月の全日本吹奏楽コンクール札幌地区大会で9年連続金賞を受賞。全道各地区の代表が集まった9月の全道大会でも金賞を受賞し、このうち2校だけに与えられる全国大会の切符を手にしました。

 そして10月21日(土)に名古屋市で開催された全国大会(第65回全日本吹奏楽コンクール)では銀賞を獲得しました。

 地域でも積極的に演奏活動を行い、清田区民祭りやライラックまつりに参加したほか、清田小学校や清田南小学校、あしりべつ病院などでも演奏をしました。

 定期演奏会は、こうした活動の集大成です。

 第1部は、吹奏楽コンクールで演奏したマーチ「春風の通り道」や「キリストの復活ーゲツセマネの祈りー」などを格調高く演奏しました。指揮は、部員たちを指導してきた多米恵里子先生です。

 第2部は、「トトロコレクション」やスウィングジャズの代表曲「シングシングシング」、さらには美空ひばりメドレーなどおなじみの曲を演奏しました。

 「シングシングシング」の演奏が始まると、映画「スウィングガールズ」のシーンが思い浮かぶようでした。上野樹里さんや貫地谷しほりさんらが出演した女子高校生ジャズバンドの物語。清田中の部員たちも「スィングガールズ」に負けない迫力ある演奏でした。

 美空ひばりさんのメドレーは「愛燦燦」「リンゴ追分」「お祭りマンボ」「川の流れのように」の4曲。会場に来た年配の人たちは、懐かしい曲を吹奏楽で楽しんだことでしょう。 

 第2部では、部員たちが楽器を高く掲げるなどのパフォーマンスをしながらの演奏や、踊り、合唱なども披露、楽しい雰囲気の演奏会となりました。女子部員の独唱もありました。

3年生最後の演奏

 過日、取材で訪れたとき、清田中吹奏楽部は部員たちの明るく伸び伸びと練習している姿が印象的でした。この日も、部員たちは伸び伸びとさわやかに演奏していました。

 すべての演奏を終えると、感極まって泣き出す部員がかなりいました。

 会場には多くの家族や友人、地域の人たちが詰めかけました。大きな感動が広がった演奏会でした。

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