「羊ケ丘通地区スノーキャンドルフェスティバル2018」が1月27日(土)、清田区美しが丘3条6丁目界隈の公園、広場、道路を会場に開催されました。およそ3000個のスノーキャンドルとアイスキャンドルが雪のまちを幻想的に彩りました。

 この催しは、羊ケ丘通町内会とパシフィック美しが丘壱番街自治会など周辺のマンション自治会が主催した冬の名物行事です。平成21年から毎年行っており、今年は10回目の開催でした。

 このフェスティバルは年々、キャンドルの数が増え、企画が華やかさを増すなど進化しています。

 羊ケ丘通町内会館前の広場と公園には、雪のオブジェがつくられ、広場に続く公園内にはたくさんのスノーキャンドルの灯りが灯りました。背景にあるマンションの窓明かりと相まって、幻想的な光景となり、「わあ、すごい」「きれい」といった歓声が絶えませんでした。

 マンションとマンションの間の公園や通路もスノーキャンドルやアイスキャンドルで飾られ、まるでおとぎの国に迷い込んだような感じでした。公園内の東屋はたくさんのアイスキャンドルで飾られ、記念写真を撮る人が相次ぎました。

 道路脇には、今年も雪とキャンドルの大きなオブジェがつくられ、これも大人気でした。

 ここのスノーキャンドルはすごい、という評判が年々高まり、今年は大変多くの人や子供たちが見物にやって来ました。おそらく地域住民が手づくりで開催する「まちの灯り」としては、札幌一の規模と美しさだと思います。

 地域の人によると、アイスキャンドルは昨年12月から制作を開始し、また何日もかけて雪棚を造るなど地域住民がみんなで力を出し合って準備をしてきたそうです。この地域の地域力の強さを感じます。寒い中、準備に携わった皆さんのご苦労は大変なものだったと思います、お疲れ様でした。

 会場には3カ所の会館で、あったかいお汁粉やスープ、甘酒、ココアなどのサービスが行われ、見物に訪れた人が体を温めていました。

 この催しは、午後5時に点灯、8時までのわずか3時間の冬のスペクタクル・ショーですが、これはもう札幌の立派な冬の観光資源といってもいいと思います。今年も感動と興奮のフェスティバルでした。

 

 

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