第3回清田区子ども百人一首大会が3月4日(日)、清田区民センター(清田1条2丁目)で開催され、40チーム、134人の小中学生が参加し、熱戦を繰り広げました。

 北海道独特の「下の句かるた」を子供たちに伝承していこうと、清田区青少年育成委員会と清田区が主催して開いたもので、今年で3回目となりました。

 百人一首は平安期から鎌倉時代初期に100人の歌人の和歌を一人一首ずつ選んでつくった秀歌撰。

 百人一首かるたは、道外では上の句を読んで下の句の札を取りますが、北海道では明治の開拓期以来、下の句を読んで下の句の札を取る「下の句かるた」が行われています。取り札も紙ではなく木札で、独特の崩し字で下の句が木札に書かれています。

 こうした下の句かるたは北海道独自の文化で、清田区では児童会館やミニ児童会館で盛んに行われています。

読み手の声が朗々と会場に響く

上級の部で優勝した清田中学校「志づ心」

 大会は1チーム3~4人で構成し、上級に16チーム、初級に24チームが出場しました。会場は清田区民センターの区民ホール全体を使い、読み手の朗々とした声が会場に響き渡りました。子供たちは真剣そのもので、会場は一種独特の緊張感に包まれました。

 勝負はトーナメント方式で行い、上級の部は清田中学校の「志づ心」チームが優勝しました。このチームは昨年も優勝した強豪チームです。

 初級は3つのブロックに分けて行われ、美しが丘児童会館「ちはやふる」、美しが丘児童会館「ちはやふる③」、北野台児童会館「ぬれ」の3チームが優勝しました。

第3回清田区子ども百人一首大会に出場した子どもたち

[広告]