清田区長の高橋彰さんが3月末で札幌市役所を定年退職します。高橋区長は2016年4月に清田区長に着任、昨年2017年の清田区20周年行事の盛り上げに力を発揮しました。
高橋区長は退任に当たり、「夢のような2年間でした。20周年記念行事を通じていろんな出会いがあり、思い出がいっぱいあります。特に、昨年9月の20周年記念行事『きよフェス』は、子どもたちや清田区出身の若いアーチストも集って、未来に向かういいメッセージを伝えられたと思います」と話しています。
清田区の未来とは。高橋区長は「緑あふれる自然豊かな街ということに加えて、『食と音楽』の魅力がある街」ということも20周年行事を通じて感じてきたそうです。「そういう強みを生かしていってほしいと思います」と今後の清田区にエールを送っています。
真栄・有明方面の農産物、清田区内のお菓子店が提供する「きよたスイーツ」、吹奏楽や合唱が盛んな街。そういうイメージを描いての感想だと思います。
高橋区長が、地域の行事等で挨拶する際に、よく語っていた言葉が2つあります。一つは「清田愛」、そしてもう一つは「清田区の発展なくして札幌市の発展なし」。こう語って、地域を励ましてくれました。
まちづくりには、環境整備や地域福祉の充実、子育て支援などソフト面と同時に、交通インフラ等のハード面も重要な要素です。高橋区長は「これからも地域からの発信をしていくことが大事だと思います」と話しました。

清田ふれあいコンサートで独唱を披露する高橋区長=2017年10月15日
高橋区長は、区内のイベント等で時折、声楽を披露していました。北海道大学在学中に、合唱を始め、今も札幌放送合唱団の代表を務めています。
職員から「エンターテーナーだった」との声も聞かれ、最後に「退任写真を」とお願いしたところ、ご覧のような「きよっち」の帽子を自らかぶり、お茶目な写真になりました。
高橋区長は、4月からは水道関係の社団法人で働くそうです。そして「これからも清田区の応援団です」と言います。
4月からは札幌市財政部長の小角武嗣さんが後任の清田区長になります。