札幌市清田区北野在住の落語家、桂三段さんの落語独演会が3月28日(水)、北野連合会館(北野4条2丁目)で行われました。高齢者を中心に約80人が集まり、三段さんの軽妙な落語に腹を抱えて笑いました。
介護予防センター北野・平岡と北野地区福祉のまち推進センターで運営する「きたのくらぶ」の3月例会として開催しました。
桂三段さんは帯広出身で、2005年に桂文枝さん(三枝改メ)に入門。2007年から2011年にテレビ番組「新婚さん、いらっしゃい」の前説(本番前に観客に行う説明)を担当しました。
2011年から2015年までは、所属する「よしもとクリエイティブエージェンシー」の「島根県の住みます芸人」として活動。この間、松江観光大使などとして地域で活躍しました。
2015年4月、北海道に活動拠点を移し、「北海道の住みます芸人」として活躍中です。お住まいは清田区北野です。
この日の独演会では、古典落語の「長屋の花見」と、桂文枝師匠が創作した「生簀の鯛」の2演目を披露しました。
桂三段さんの落語は、軽妙な語り口が特徴で、始終、観客から笑いを取っていくので、会場は笑いの連続で大いに盛り上がります。
また、語りだけでなく、顔の表情、手足の使い方も実にうまく、顔の演技だけでもお客さんは笑います。
落語の後は、三段さん得意の「どじょうすくい踊り」も披露しました。島根県の伝統民俗芸能で、民謡「安来節」に合わせて踊る滑稽な踊りです。「安来節」は、NHK朝の連続ドラマ「わろてんか」にも出てきましたね。ドラマでは女性の踊りでした。
三段さんは「どじょうすくい踊り」でも観客を笑わせていました。この日の参加者は、笑いで元気をたくさんもらったみたいです。
桂三段さんは、地域のイベント、催しもの、お祭り、敬老会などどこでも出向いて落語をやるそうです。「出演料も高いことは申しません。お声をかけてください」と言っています。問い合わせは、オフィス三段(TEL 090-4003-1326)。