NPO法人札幌清田ホタルの会の丹野勝さん(羊ケ丘通町内会会長)が5月16日(水)、美しが丘緑小学校(清田区美しが丘4条5丁目)で、4年生児童31人に「ホタルの学習」授業を行いました。
この特別授業は7、8年ほど前から毎年この時期に行っているそうで、札幌市内でホタルの特別学習を行っているのは、美しが丘緑小学校だけです。

子どもたちにホタルの話をする丹野さん
丹野さんは、ホタルの生態やホタルの一生、ホタルが光る仕組みなどを児童たちに分かりやすく語りかけるように話しました。

興味津々、ホタルの幼虫を見る児童たち
教室には、水槽に入れたホタルの幼虫が用意され、子どもたちは興味深そうに幼虫を観察していました。
また、札幌清田ホタルの会の活動の様子や、清田区役所裏の通称「ホタル池」で毎年開催しているホタル観賞会の写真なども展示。こちらも児童たちは興味深そうに見ていました。

ホタルの会の写真展示にも興味を示す児童たち
ホタルは、自然環境の良好な所に生息するそうで、丹野さんは「いつまでもホタルが住める清田区であってほしい」というメッセージを児童たちに伝えていました。
清田区内では、平岡公園や真栄・有明方面の湿地帯にヘイケボタルが生息しているそうです。

ホタルの幼虫
札幌清田ホタルの会は、清田区をいつまでもホタルが住めるきれいな街にしようと、平成10年(1998年)に区民有志で発足。

光を放つホタル
会員宅などでホタルの幼虫を飼育し、毎年、6月に清田区役所裏のホタル池に幼虫を放流。そして7月中旬過ぎに1週間ほどホタル観賞会を開催します。
ホタル観賞会は毎年、期間中に4000人以上の人が見物に訪れる清田区の夏の名物になっています。
今年は7月20日(金)~7月26日(木)の19時30分~21時まで実施する予定です。
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