全道大学駅伝大会が8月18日(土)、札幌市東区のモエレ沼公園周回コースで開催され、女子の部で札幌国際大学(清田区4条1丁目)が優勝し、昨年に続き2連覇を成し遂げました。札幌国際大学は10月28日に仙台市で開催される全国大学女子駅伝大会に出場します。

大学女子駅伝スタート=モエレ沼公園
女子は6区間35.86キロで競いました。出場したのは、札幌国際大学と北海道大学、北海道教育大学の3大学。
札幌国際大学は第1区から2位以下を大きく引き離す快走ぶりで、全6区間で区間賞を奪う完全優勝でした。タイムは、2時間7分56秒で、初出場で初優勝した昨年大会の記録を3分45秒更新しました。
2位の北海道教育大学は2時間28分8秒、3位の北海道大学は2時間28分45秒でしたから、2位以下を20分以上も引き離す圧勝でした。
札幌国際大学女子駅伝部は2017年4月の創部。1、2年生だけのチームです。

1位でゴール!
同大学女子駅伝部の吉澤賢二監督は「練習のような気持ちでやれればいいなと思っていたら、本当にそのとおり選手たちは平常心でやれた。総合力がついてきたと思います。目指すのは、全国に通用するチームづくりです」と、レース後に話していました。
10月の全国大学駅伝大会は、昨年に続き2回目の出場となります。昨年は参加25大学の中で23位でした。今年は10位台のフィニッシュが目標だそうです。
全国駅伝大会は、テレビで全国中継の放送があります。全国の強豪校の中で、「札幌国際大学」のゼッケンをつけた選手たちの活躍が期待されます。
一方、今年の全道大学駅伝では、男子の部でも札幌国際大学は2位に食い込み旋風を巻き起こしました。

男子のスタート直後
男子の部は7大学が出場し、8区間101.06キロのコースで競いました。

力走する札幌国際大学の男子選手
第7区にタスキをつないだ時点では1位の札幌学院大とは2分30秒ほどの差がありましたが、7区と8区の選手の頑張りでぐんぐんと差を縮めていきました。
一時は「逆転優勝か」との期待も出ましたが、惜しくも32秒届かず2位となりました。それでも、この追い上げはすごかったです。
札幌国際大学では、昨年から女子駅伝は吉澤監督が指導し、男子駅伝は下重庄三監督が指導しています。
吉澤監督は群馬女子短大付属高校を1990年の全国高校女子駅伝で優勝に導いた監督です。
下重監督もかつて国士舘大学監督として箱根駅伝に4年連続で出場し、1998年の全国高校女子駅伝で田村高(福島)を監督として優勝に導いた監督です。
2人の名将を招いて、がぜん駅伝の力をつけてきている札幌国際大学です。
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