羊ヶ丘通地区スノーキャンドルフェスティバルが1月26日(土)、札幌市清田区美しが丘3条6丁目の公園や広場、歩道で行われました。今年も3000個近いスノーキャンドルとアイスキャンドルが雪景色の中にともり、多くの人が幻想的な世界を堪能しました。

 羊ヶ丘通町内会とパシフィック壱番街など周辺のマンション自治会が主催した冬の名物行事で、平成21年に1回目を開催して以来、毎年開催しており、今年で11回目になりました。

 羊ヶ丘通町内会館前の広場では、雪のオブジェや雪の大スクリーンがつくられました。雪のスクリーンでは、昨年、この地区で行った夏祭りと大運動会の写真がスライドショーで映写されました。面白い企画を考えたものですね。

 マンションとマンションの間の通路や広場にも数多くのスノーキャンドルとアイスキャンドルが並べられ、背景のマンションの窓明かりが借景となって、あたり一帯はとても幻想的な空間になりました。

雪のスクリーンに写真を投影

 また、アニメキャラクターなどの雪のオブジェなどが会場のあちこちに作られ、来場者の目を楽しませました。アイスキャンドルは雪の上に並べるだけでなく、空中につるしたタイプもあり、今年も様々な工夫が凝らされていました。

 今年は、風も降雪もない絶好のコンディションでの開催となり、多くの人が訪れました。雪と氷と灯りの芸術空間は、まるでおとぎの国に迷い込んだ感じで、大人も子供も「わあ、きれい」「すごいね」と歓声を上げていました。

 この美しが丘地区のスノーキャンドルフェスティバルは、地域住民が開催する「まちの灯り」としては、札幌市内で有数の規模であり、最も見事なイベントになっていると思います。すばらしいです。

 スノーキャンドルもアイスキャンドルも雪のオブジェも、地域住民みんなで作り上げたものです。早いものは昨年12月から制作を始めたそうです。

 会場では、あったかいお汁粉やコーンスープ、ココアなどの無料サービスがあり、来場者は冷えた体を温めながら交流をしていました。

 一夜限りの、しかも17時から20時までの限られた時間の催しですが、そこに至るまでの地域一丸となった準備は大変なご苦労があったと思います。この地区の地域のつながりの強さを感じます。

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