清田区北野在住の落語家、桂三段さんの落語会が2月24日(日)、里塚・美しが丘地区センター(清田区里塚2条5丁目)で開催されました。

 落語会の後は桂三段さんとの交流会が行われ、さらに「桂三段さんを応援する清田の会」(丹野勝会長=清田区羊ヶ丘通町内会長)も発足しました。

交流会で「どじょうすくい」踊りを披露する桂三段さん

観客と交流

 桂三段さんは帯広出身で、2005年に桂三枝(現、桂文枝)師匠に弟子入りし、大阪で落語の世界へ。2011年から2015年4月まで所属するよしもとの「島根県の住みます芸人」として島根県で活躍。2015年4月に札幌に活動拠点を移し、清田区北野に居を構え、「北海道の住みます芸人」として活躍しています。

 上方落語協会の会員で唯一、北海道出身の落語家です。

挨拶する「桂三段さんを応援する清田の会」代表の丹野勝さん

 この日の落語会は、里塚・美しが丘地区センターの主催で、35人の観客が集まりました。同地区センターでは3回目の落語会でした。2階の視聴覚室が寄席になり、寄席囃子が鳴るなか、桂三段さんが現れ高座に上がりました。

 いつものように軽い小噺で会場の笑いを誘った後、古典落語の「時そば」と、三段さん作の「振り込め詐欺防止落語」を演じました。休憩の後、文枝師匠作の創作落語「ぼやき酒屋」を披露しました。

 軽妙に会場の笑いを取っていく、テンポのいい噺ぶりは、まさに師匠譲りです。会場はたびたび笑いの渦になりました。

 落語会の後、1階の多目的室に移り、桂三段さんを囲んで交流会が行われました。三段さんは島根県にいたころ覚えた「どじょうすくい」踊りを披露してくれました。

 この日はまた、清田区に居を構えて頑張る桂三段さんを応援しようと、「桂三段さんを応援する清田の会」が、交流会の席で発足しました。参加した多くの方が早速、会員になっていました。

 応援する会では、三段さんの落語会の開催や会員同士の親睦・交流、桂三段さんのすばらしさを広める活動を行っていきます。年会費は1000円で会員特典があります。問合せは、落合(TEL 090-4875-4230)または川島(TEL 090-3116-6138)へ。

おいしいお酒の話をする「愉酒屋」の成田さん

 また、交流会では、清田区真栄の地酒専門店「愉酒屋」(真栄2条2丁目4-12)が、おいしいお酒として人気のある栃木県の地酒「姿」と秋田県の地酒「阿桜」を提供してくれ、地酒を試飲しながらの和やかな交流会となりました。

 「愉酒屋」の店主、成田昌浩さんが日本酒の話をしてくれて、落語と日本酒がコラボした楽しい雰囲気の会でした。

桂三段さんと一緒にみんなで記念写真

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