札幌市清田区在住の落語家、桂三段さんが5月から札幌市内各区で「桂三段チャリティー落語会」を開催します。入場無料で、会場に募金箱を設置し、北海道胆振東部地震災害義援金を集め、全額を札幌市に納めます。

 桂三段さんは、桂文枝(桂三枝改め)師匠の弟子で、上方落語協会の会員です。そして、よしもとクリエイティブエージェンシーに所属する本格派の落語家です。

 帯広市の出身で、2005年に桂文枝師匠に弟子入り。師匠の人気テレビ番組「新婚さんいらっしゃい」の前説(本番前の盛り上げ役)などを通じて修業し、2015年4月から札幌を拠点に活動しています。

 桂三段さんは昨年9月6日の北海道胆振東部地震で、自身が住む清田区も大きな被害が発生したことに心を痛め、地元の落語家として何かできないかと考え、「チャリティー落語会」を企画しました。

 札幌市内各区で開催したい意向で、現在、北区、厚別区、西区、清田区の4区で開催が決まりました。

 清田区は6月27日(木)14時から清田区民センター(清田区清田1条2丁目5-35)で開催します。

 主催は、今年2月に発足した区民グループ「桂三段さんを応援する清田の会」(丹野勝会長=羊ヶ丘通町内会長)で、清田区民センターの共催で開催します。入場無料ですが、会場で災害義援金の協力をお願いします。なお、入場できるのは中学生以上です。

 チャリティー落語会では、桂三段さんが落語2席を披露します。桂三段さんの落語は、師匠譲りの軽妙に笑いを誘う落語です。

 他の区は、北区民センター(5月10日14時~)、厚別西地区センター(5月20日10時30分~)、西区八軒地区センター(6月5日14時~)で開催します。

 桂三段さんは「私の落語を聴いて、改めて災害のこと、被災者のことを考えるきっかけになればと思っています」と話しています。

 清田区のチャリティー落語会についての問い合わせは「桂三段さんを応援する清田の会」の落合さん(TEL 090-4875-4230)または川島さん(090-3116-6138)へ。

[広告]