清田区出身の女性バイオリニストが大阪で頑張っています。3月には、北海道胆振東部地震の被災者を支援するチャリティーコンサートを大阪で開催し、集まった収益金の12万6321円を札幌市に義援金として送りました。

チャリティコンサートを開いた丹羽麻希子さん

 この人は、丹羽(たんば)麻希子さんで、大阪市東住吉区在住です。清田区清田の出身で、清田南小学校、清田中学校、平岸高校を経て、大阪の相愛大学音楽学部に進学。卒業後は大阪にとどまり、バイオリニストとして活動を続けています。

 丹羽さんは大阪で音楽事務所・音楽教室の代表も務めるなど様々な形で音楽に携わっています。

 昨年9月6日の北海道胆振東部地震では、故郷の清田区も大きな被害が出たことに心を痛め、「微力ながら何か支援できることはないか」と今回のコンサートを企画したそうです。

 清田には今も実家があり、ときどき清田に帰省しているそうです。「私の生まれ育った清田区に何か支援できれば」との思いが、丹羽さんの背中を押したそうです。

コンサートの様子

 チャリティーコンサートは3月3日(日)、丹羽さんが住む大阪市東住吉区の「ダイニングバー・コーラルベイ」というお店で開き、昼夜2回のコンサートで112名の参加者があったそうです。

北海道への思いを込めて演奏した3人

 演奏は、丹羽さんに音楽仲間2人を加えた3人によるバイオリンとピアノ、フルートのアンサンブル演奏でした。グノー、シューベルト、カッチーニによる「アベマリア」をはじめ、復興チャリティーソング「花は咲く」などを演奏しました。

 演奏の合間に、丹羽さんは北海道の地震被害や故郷の札幌市清田区のこと、とりわけ清田区の液状化被害について大阪の人たちに話したそうです。

 丹羽さんが住む大阪市東住吉区は、清田区と同じように大阪のベッドタウンで、雰囲気が清田区ととても似ているそうです。そんなことを話しながらのコンサートは、大阪の人たちの心にきっと響いたことでしょう。

 丹羽さんのチャリテイーコンサートで集まった義援金は、大阪の人たちからの「北海道がんばれ、清田区がんばれ」の思いが詰まったお金です。

 今も、故郷清田区への熱い思いが強い丹羽さんは「清田区で演奏する機会があれば、ぜひ演奏してみたい」と話しています。清田の実家にはよく帰省されているそうなので、実現できるといいですね。

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