清田区在住の落語家、桂三段さんが5月10日(金)、北区民センター(札幌市北区北25条西6丁目)で、北海道胆振東部地震被災者支援のチャリティー落語会を開催しました。
桂三段さんは札幌各区でチャリティー落語会を企画しており、北区の落語会はその第1弾。清田区では6月27日(木)、清田区民センター(清田区清田1条2丁目5-35)で開催します。
桂三段さんは、昨年9月6日の北海道胆振東部地震を経験し、地震の恐ろしさを感じたといいます。そして清田区の激しく被災した現場を見て胸が痛くなったそうです。「被災した人たちに自分ができることは何だろう」と考えて、たどり着いたのが札幌各区でのチャリティー落語会の開催だといいます。
北区民センターには約120人の区民が参加しました。ちなみに入場は無料でした。
桂三段さんは、「転失記(てんしき)」という古典落語と、三段さん自身の創作落語「振り込め詐欺撲滅落語」の2席を、いつものように軽妙な語りで披露し、会場の笑いを誘っていました。

どじょう掬い踊りを披露
落語の後は、得意の「どじょう掬い踊り」も披露しました。

この日集まった義援金の額を発表
会場に北海道胆振東部地震災害義援金の募金箱を用意し、来場者に協力を呼びかけました。そして落語会の最後に、舞台上で集まった義援金を数えたところ、58186円が集まりました。これは札幌市を通じて清田区はじめ札幌の被災者に届けるそうです。
三段さんは「落語会を通じて被災地のこと、被災者の方たちのことを改めてみんなで考えるきっかけになればと思っています」と話していました。
チャリティー落語会は、この後、厚別西地区センター(5月20日10時30分~)、南区石山まちづくりセンター多目的ホール(5月24日11時~)、西区八軒地区センター(6月5日14時~)、清田区民センター(6月27日14時~)で行います。いずれも入場無料です。他の5区は開催が決まっていません。
桂三段さんは帯広出身。大阪で桂文枝(三枝)師匠の弟子になって修業し、2015年4月から清田区に住んで、北海道を基盤に活動しています。しっかりとした芸を持っている落語家で、とても面白い落語を披露してくれます。
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