長年にわたり地域スポーツの振興に功績があったとして文部科学大臣表彰を受賞した札幌市清田区真栄の住吉誠一さんの受賞祝賀会が3月29日(日)、札幌パークホテルで行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染防止のため、中止になりました。
祝賀会は、住吉さんの仲間の清田区スポーツ推進委員らが発起人(代表:平目伸二里塚・美しが丘地区町内会連合会会長)となって進めていました。中止は残念ですが、やむを得ません。
住吉さんは2019年11月、三重県で開催された第60回全国スポーツ推進委員研究協議会において、長年にわたる地域スポーツ活動リーダーとしての功績が認められ、文部科学大臣表彰を受賞しました。
住吉さんは1989年から現在に至るまで清田体育振興会会長を務めているほか、長年、札幌市スポーツ推進委員を務め、清田区と札幌市の地域スポーツの振興に努めてきました。清田区スポーツ推進委員会会長、札幌市スポーツ推進委員会副会長、札幌市体育振興会連絡協議会副会長など様々なスポーツ団体の責任者も務めてきました。
住吉さんは子どものころからスポーツが大好きだったといい、とりわけ高校時代からバドミントンに取り組んできたそうです。今も、清田ジュニアバドミントンクラブの監督として、清田小学校体育館で小学生を自ら指導しています。清田区バドミントン協会の理事長も務めています。
毎年10月に白旗山競技場で開催している「スポーツフェスタin白旗山」や、2月に清田体育館で開催している「ファン・ファン・スポーツinきよた」などでも、住吉さんはスポーツ推進委員として運営を支えてきました。
また、清田体育振興会会長として長年にわたり、小学校の体育館やグラウンドの学校開放に取り組み、子供たちや地域の人たちにスポーツの機会を広げ、底辺拡大に努めてきました。
2014年の第40回大会まで続いた豊平川イカダ下り。住吉さんは「若いころは、面白いことを何でもやってみたくて、豊平川イカダ下りの第1回実行委員長は私がやったんです」といいます。
清田区の還暦野球チームに入って活躍していたころもありました。若いころは、手稲山スキー場のパトロール隊員も務めていたそうです。
住吉さんは「人と触れ合うのが好きで、いろいろやってきました。いい仲間がたくさんできました」と言います。
今ではスポーツ関係だけでなく、清田地区町内会連合会副会長を務めるなど、住み良い地域づくりにも活躍しています。真栄5町内会盆踊り大会や真栄第一町内会夏祭りでの名調子の司会ぶりも毎年、話題です。
住吉さんは現役時代は金庫メーカーの技術者だったそうです。定年後も個人事業者として全道の業務用金庫のメンテナンス業務を行う毎日。忙しい合間の地域活動です。
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