清田区内の町内会や町内会連合会は、3月から4月にかけて定期総会の時期を迎えていますが、軒並み中止や延期、規模縮小などの異例の措置を取るところが相次いでいます。新型コロナウイルスの感染防止のためで、地域では新型コロナウイルスへの警戒心が引き続き強くあります。
真栄第四町内会は4月12日(日)に定期総会を町内会館で開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染防止のために中止にしました。令和2年度の事業計画や予算、役員改選などの議案は、各世帯に書面を回して採決することにしました。
同町内会の総会は、小さな町内会館に50名~70名の人が参加することから、人が集まっての総会開催を断念しました。今年は43回目の総会でしたが、このようなことは初めてのことです。
清田区内では、ほかにも定期総会の中止や延期、規模縮小などの措置を取った町内会が結構あるようです。
平岡まちづくりセンターによると、平岡地区でも、定期総会のために平岡地区会館を予約していた町内会のキャンセルがいくつか出ているそうです。北野地区でも、定期総会を中止して、各世帯に書面を回して議案を採決し、総会に準じる形を取る町内会がいくつもあるそうです。
各地区の町内会連合会も今年は、中止や延期、規模縮小など変則的な定期総会になっています。
北野地区町連は4月19日(日)に北野連合会館で70人ほどの役員、町内会長、代議員らが集まって定期総会を開催する予定でしたが、中止にしました。議案は書面を回して採決するそうです。
清田地区町連と里塚・美しが丘地区町連は、参加者を役員と町内会長に限定し、参加人数を限定した規模縮小開催にします。一般代議員は委任状を出してもらうことにしました。区長や地元選出議員らを招いて毎年開催している総会後の懇親会は、今年は取りやめます。
平岡地区町連は4月18日(土)に総会を平岡地区会館で開催する予定でしたが、5月16日に(土)に延期しました。総会後の懇親会は取りやめます。
通常通り開催する町連は清田中央地区町連だけです。ただし、懇親会はやりません。
町内会、町内会連合会の定期総会は、地域コミュニティー活動の要の一つですが、「新型コロナウイルスが収束するまではやむを得ない」という空気が地域では強いようです。
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