平成28年度の清田区防災訓練が8月29日(月)、清田南小学校(清田5条2丁目)のグラウンドと体育館で行われました。

家に閉じ込められた人を救出する訓練

「やれやれ、助かった」。住民が参加!家に閉じ込められた人を救出

バケツリレーの消火訓練

バケツリレーの消火訓練

9月1日の「防災の日」に合わせて毎年、この時期に清田区が関係機関・団体と連携して実施しています。町内会役員ら地域住民と清田南小4年生児童の計300人と、区役所や消防、自衛隊、警察、北海道コカ・コーラボトリングなど関係機関・企業・団体160人の計460人が参加しました。

煙道をくぐる体験

煙道をくぐる体験

 訓練は、震度7の地震が発生したという想定で行われました。住宅に閉じ込められた人の救出訓練や土のう積み、応急救護訓練、煙道体験、バケツリレー消火訓練、AED訓練、ロープ結索など様々な訓練を地域住民が体験しました。

清田南小学校児童も参加。給水体験をする

清田南小学校児童も参加。給水体験をする

 続いて、全員で同校体育館に移動し、避難所の設置・運営について学びました。ペットボトルを使ったランプや段ボールによるパーテーション作りなどが紹介されました。

 実際に、清田区で避難所が開設された場合、1週間は区役所主導で運営しますが、それ以上は地域住民主導で運営することになっているそうで、参加者は真剣に講師の話を聴いていました。また最近は地震や大雨災害のニュースが多いせいか、地域住民は皆さん真剣に訓練に取り組んでいました。

段ボールで避難所のパーテーションをつくる地域住民

段ボールで避難所のパーテーションをつくる地域住民

避難所で役立ちそう、ペットボトルランプ

これがペットボトルランプ

この日の訓練は大地震が起きたという想定でした。清田区の場合、地震もさることながら、大雨によるあしりべつ川(厚別川)の氾濫が心配です。

 

避難所で心配されるエコノミー症候群の予防体操も体験

避難所で心配されるエコノミー症候群の予防体操も体験

2014年の大雨で清田区の真ん中を流れるあしりべつ川(厚別川)が増水し、住宅街での氾濫の危険性が増し、多くの住民がひやひやしました。実際、有明地区では橋が流されるなどの被害が出ました。

 あしりべつ川は昔、「暴れ川」でたびたび洪水被害を起こしたそうです。ぜひ、洪水被害を想定した訓練も検討していただければと思います。

災害時に無料で飲み物が出てくるコカコーラの防災協力自動販売機を展示。全道に1300台設置。

災害時に無料で飲み物が出てくるコカコーラの防災協力自動販売機を展示。全道に1300台設置。

災害時に活躍する機器を展示。陸上自衛隊。

災害時に活躍する機器を展示。陸上自衛隊。

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