札幌市の秋元市長は4月1日(木)、記者会見して「札幌市内の区ごとの新型コロナウイルス新規陽性者数を毎週木曜日に公表する」と発表しました。
HBC「今日ドキッ!」など各局の報道によると、市が発表した新規感染者数(3月24日~3月30日、1週間)は次の通りです。[ ]内は新規感染者数のうち変異ウイルス疑いの感染者数です。
南区 102人[76人]
中央区 35人[11人]
豊平区 32人[9人]
北区 30人[5人以下]
東区 30人[5人以下]
白石区 20人[6人]
西区 15人[5人以下]
手稲区 10人[5人以下]
清田区 5人以下[5人以下]
厚別区 5人以下[ゼロ]
南区が新規感染者数、変異ウイルス感染者数とも突出して多かったようです。市は注意を呼び掛けています。
「札幌市内の各区別感染者数を公表してほしい」との声は、札幌市内で前からありましたが、札幌市は公表していませんでした。東京都をはじめ横浜市、川崎市、名古屋市などでは早くから区ごとのコロナ新規感染者数を公表してきました。
自分の住む生活圏での感染状況がどうなっているのかは、感染に注意するうえで極めて大事な情報だと思います。とりわけ重症リスクが高い高齢者は、自分の住む生活圏(区内)が行動範囲という人は多く、区ごとの感染状況を知りたいという要望は強くありました。
今回、専門家から札幌市に「市民に危機感を持ってもらうために情報発信に工夫をするよう」求める意見があり、札幌市は週に1度の各区別感染者数発表を決めたということです。
ようやくという感じですが、札幌市が区ごとの感染状況を発表することにしたのは、いいことだと思います。
一方、札幌市医師会は昨年から、1週間ごとに札幌市の各区別新規感染者数を取りまとめ、市民にも公表してきました。
「ひろまある清田」は、この札幌市医師会のデータを使わせてもらい、感染が急拡大した昨年11月時点から各区別新規感染者数を毎週、掲載してきました。
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